経済学を学ぶ (ちくま新書)

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著者 : 岩田規久男
  • 筑摩書房 (1994年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480056023

経済学を学ぶ (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  •  書かれたのが1994年で古いが、内容は普遍的なもの。
     基本的な経済学の教科書として読める。
    まず価格の話から経済に切り込む。価格はどのように決まるのか?価格は世の中にどのような影響を与えるか?という事から、失業の問題や景気変動の問題にまで切り込んだ内容になっている。

     しかし、教科書的な内容では現実は全く測れるものとは限らない。
    例えば、本書に書かれてる景気後退と失業の問題。景気後退時は企業は雇用を減らす。それにより人件費が減り利益が出て設備投資が増え、利益が増えまた雇用を増やす・・・なんて本当か?と思ってしまう。
     理論は理論として必要だけれど、理論によって政策を決めるのは危険だと思う。

  • 図書館の廃棄本コーナーにあった

    古い本と思いきや、現在でも重版されている本のようだ。初版は94年、著者は現日銀副総裁の岩田氏。

    内容は高校〜大学教養課程の「古典的」な経済学であるが、文章が分かりやすく、例えも身近なため、既に多くを知っている人も新しい発見が得られること間違いない。

    本の最後で日銀の金融政策の重要性が述べられているが、現在のマイナス金利政策の失敗を見るに複雑な気持ちになる。

  • マクロ・ミクロ経済学のさわりのさわり

  • 少し古い本ですが、経済学の基礎を分かりやすく解説している良書です。

    もちろん著者自身の経済学上の立場を文章の端々に感じることはあり、バランスのとれた叙述と言えるかどうかは若干疑問もありますが、読者をみずからの意見に同調させようとすることは控えられており、あくまで経済学の基礎をかみ砕いて解説することに努めているように感じられました。

    現在日銀の副総裁としてアベノミクスの経済政策を推進している著者の立場に違和感を覚えているという読者にとっても、有益な入門書ではないかと思います。巻末の文献案内も役に立ちます。

  • 経済学を数式やグラフなどを使わず、文字だけで説明した超入門書です。

    第8章「経済学の学び方」に、この本を読み終えたあとにおすすめな本がたくさん紹介されています。

  • 経済学とは

  • 経済学の入門書にざっと目を通してみたかったのだけれども、岩田氏の著作にしては分かりやすい説明ではなかった。

  • ちきりん著『マーケット感覚を身につけよう』参考文献

  • Kindleで隙間時間に少しずつ読んだが、この手の本は紙の本で読んだ方がよい。

    中身は文章中心で、わかりやすく書いてあるので、ベース知識のおさらいとして有用。

  • ざっくり内容

    かつては物々交換をしていた。物々交換だと、例えば、コメを持っていて魚がほしい人(A)は、魚を持っていてコメがほしい人(B)を見つけないと交換はできず、人々はほしい物を手に入れられない。そこで、貨幣が登場し、交換が用意になるが、こんどは自分のほしいものを持っている人を探すのが大変。そこで、商人が登場し、商人を通して人々は色んな物を売ったり得たりできるようになる。しかし、一人の商人では限界があるから、市場が誕生し、人々は様々なものが得られるようになる。そして、市場が確立すると、人々は自給自足をするよりも自分の得意なサービス・商品を生産することに特化するほうが効率的になる。こうして、経済が発展すると分業が進み、生産と消費が別離していく。
    経済学では、制約条件の中で人々は利益を最大化しようとすると考える。ポイントは制約条件を適切に設定することと利益を単なるお金と捉えないこと。
    差別化核政策を考えるにあたり大事なことは、消費者の需要の価格弾力性を見極めること。例えば学割は、学生が他の消費者に比べ金がなく、正規の価格より安くなった時にその商品を欲しがる可能性が高いからとられる政策。その他、ゴールデンウィークにパック旅行の値段が上がるのも、大型連休における需要の価格弾力性が小さいから。
    寡占市場では価格で差別化しようとしても、すぐに追随されてしまう。そこでその他の差別化を図る方法としては、①品質で差別化、②ブランドで差別化の2パターンが考えられる。テレビCMを多く打ち出しているような企業は、寡占産業×品質での差別化ができていない企業で、ブランドの差別化を図ろうとしていると考えられる。
    環境問題は、経済システムに問題を取り込むことで市場による解決が見込まれる。例えば渋滞の発生している高速道路は、通行料金を上げることで渋滞を緩和し、一方で得た利益によりバイパスを作ることによって、交通容量自体を底上げし、渋滞を緩和できる。


    ざっくり感想

    需要の価格弾力性について、価格以外にも、例えばマクドナルドのハッピーセットは、おもちゃという商品を使い子供(親)の需要の弾力性を高めている。要は、どんなニーズを満たせば需要の弾力性が高くなるかを考えることが大事。例えば、学生証提示でご飯大盛りにしてくれる飯屋があってもいいだろうし。そういう消費者の弾力性が高いポイントを抑えられるようになるのが大事。
    経済学は、人間社会をお金(価値)を用いて「説明」する学問だなと感じた。それ自体が何かを解決してくれるわけではなく、僕らはその説明(理論)を理解した上で社会の動きを予測できるようになるというところに経済学の意味があるのかなと思った。
    さらに言うと、経済学はざっくりした社会の動きを説明するが、例えば人が商品を買う際、どういう状況のもと、どんな感情が沸き起こり、その結果どこでそれを購入したか等などの複雑でミクロな状況までは数式化(説明)できないのではないかと感じた。そのあたりは、心理学とかいった別の分野の範疇なのかもしれない。社会科学系の学問は、レイヤーになっているのかもしれない。そんなことを感じた。(実際知らないけれど)

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