日本の予算を読む (ちくま新書 50)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480056504

作品紹介・あらすじ

市民生活の隅々まで影響をおよぼしている予算は、どのようにして決定され、いかに使われているのか。予算の獲得と実行に、官僚と背後の利益集団は、どのようなルールのもとで、どんなテクニックを用いているのか。内閣と国会は、利益の争いをコントロールできているのか。それは、他国のばあいとどこが違うのか。予算にみる日本独特のシステムとは何か。誰にも関心がありながら、その実態がつかみにくい予算のメカニズムを明快に説き、「国民の財布」としての予算のあるべき姿を提案する。

感想・レビュー・書評

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  • 1995年刊行。日本の予算策定、予算執行の実情、狭義の予算以外(財政投融資など)の実情、予算との関係、予算全般の問題点とその対応策について解説。丁寧な叙述だが、少し古いのでアップデートが必要かも。個人的には、まだまだ勉強しなくてはと思わせる。特に、①予算執行の具体的な過程、②その際の財政投融資や地方財政との関連性、③特殊法人の実情、④特別会計の実情などがそれである。ちなみに、公金がどのような過程を経て、どの特殊法人に流れ、どんな使われ方をしたのか等が情報として整理されず、事後検証が無理な点には困惑。

  • 予算は政策の行方を貨幣量によってしめす。政府がいかなる優先順位のもとに政府活動を展開しようとしているのか。予算と投資の関係を考えてみる。

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著者プロフィール

千葉大学名誉教授

「2020年 『概説 日本の公共政策 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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