日本語の謎を探る―外国人教育の視点から (ちくま新書)

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著者 : 森本順子
  • 筑摩書房 (1996年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480056726

日本語の謎を探る―外国人教育の視点から (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 外国人向けに日本語教育を行っている人が、日本語を外国語の視点で見た不思議さを披露している。
    「が」「は」の違いや「が」「けど」の違いのように助詞レベルでのニュアンスを理屈で説明されるのはかなり新鮮だが、日本語ネイティブにとって当たり前すぎる話を事細かに説明されるのは、相当イライラするのも事実だ(笑)
    こうした文法的(統辞的)なミクロな世界がある一方で、敬語に代表されるような「相手との関係性」において文を使い分けるというマクロな難しさある。
    苦労して学習していた英語なんて可愛い物に思えてくる。

  •  日本語教育分野に関しては、これまでほとんど触れる機会がなかったので、「へぇ」って思うことはいくつもあった。特に、やはりというべきか、日本語教育には合理的に考えるところがあって、日本語学や国語教育とは相容れない部分も多いのだけれど、そういう考え方だからこその面白さなんていうのも感じることができたなあ。
     なんていうか、決してそんなことはないんだけど、外向きの日本語教育と内向きの日本語学という対立をうがった見方をすればできそうな。

     ただ、1996年に出版されたものだけあって、ちょいと「今風」ではない印象は受けた。例文に今では使わないようなものも含まれていたり、議論がちょっと古かったり。それでも「そういえば、そうだったなあ」と思うような基本的なことが多く載っていたので、「大事だけど忘れていた」みたいなことを確認するために役に立った!

     ところで、こういう本って誰が読むんだろう? 専門に関わっている人ならともかく、一般的には学校文法すら覚えていない人が多いだろうし。全くの門外漢なのに、この本を読みました!っていう人は、ちょっと尊敬しちゃうかも。


    【目次】
    第一章 日本語の文を作るには
    第二章 助詞が活躍する
    第三章 「ハ」と「ガ」を使い分ける
    第四章 動詞はどのように使うか
    第五章 気持ちを伝えるための文法とは
    第六章 ひとつの文で言い足りなければ
    第七章 教科書日本語は正しいか
    おわりに

  • 日本語学の様々な内容を取り上げている。

    その分深くは掘り下げていないが、例文が多く、丁寧な文章なので、
    日本語学入門 ~ 学士論文課題を決める日本語学学部生向け。

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