そば打ちの哲学 (ちくま新書 88)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480056887

作品紹介・あらすじ

そば仙人ならぬそば打ちの哲学者が、苔むした石臼を「賢者の石」として甦らせ、究極の逸品を味わう愉楽を説く。

感想・レビュー・書評

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  • カント哲学の研究者である著者が、趣味のそば打ちについて語った本です。

    第1部は、そば打ちからはじまり、つゆのつくりかた、そば粉の挽きかたにまで説きおよんでいます。第2部は、そばについての短いエッセイ10編を収めています。

    そばを打つという営為に真剣に向きあった、「そば道」とも呼べるような内容になっています。著者のそばにかける思いが伝わってくるような本です。

    個人的には、そばに関する歴史的・文化的背景についての議論がないのがすこし不満に感じました。

  • そばの基礎知識ウンチクと、エッセイ10編の合体。
    そばをツルツルと食べたくなることは間違いない。もっとも、少なくとも「哲学」の匂いは、感じない。そばはうまいが、そんなに細かいウンチクはいらぬ。自分が旨いと感じたらそれでよいではないか。

  • 年越しそばを打って1年が終わるのが,年中行事になってしまったが,そば打ちにも哲学があるとは。

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