本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480056887
作品紹介・あらすじ
そば仙人ならぬそば打ちの哲学者が、苔むした石臼を「賢者の石」として甦らせ、究極の逸品を味わう愉楽を説く。
感想・レビュー・書評
-
カント哲学の研究者である著者が、趣味のそば打ちについて語った本です。
第1部は、そば打ちからはじまり、つゆのつくりかた、そば粉の挽きかたにまで説きおよんでいます。第2部は、そばについての短いエッセイ10編を収めています。
そばを打つという営為に真剣に向きあった、「そば道」とも呼べるような内容になっています。著者のそばにかける思いが伝わってくるような本です。
個人的には、そばに関する歴史的・文化的背景についての議論がないのがすこし不満に感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そばの基礎知識ウンチクと、エッセイ10編の合体。
そばをツルツルと食べたくなることは間違いない。もっとも、少なくとも「哲学」の匂いは、感じない。そばはうまいが、そんなに細かいウンチクはいらぬ。自分が旨いと感じたらそれでよいではないか。 -
年越しそばを打って1年が終わるのが,年中行事になってしまったが,そば打ちにも哲学があるとは。
全4件中 1 - 4件を表示