百人一首への招待 (ちくま新書 182)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480057822

作品紹介・あらすじ

正月のかるた遊びとして日本人に広く親しまれてきた百人一首。だが、その成立事情や選歌基準には今なお多くの謎が残されている。本書は、国文学研究者の立場からその成立の謎に迫るとともに、従来の現代語訳にとらわれない斬新な解釈を試みる。また、コミックやスナック菓子など身近にある百人一首グッズやかるた遊びの歴史を通して、現代に生き続ける和歌の世界を屈指の百人一首コレクターならではのユニークな視点で紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 前半は、歌集・百人一首として、成り立ちや撰者といったメタな解説。後半は、各首毎の解説だが、歌の意味や解釈を説くのではなく、鑑賞のポイント(歌の背景や、詠み手の立場など)に着目した解説になっている。都合、初めて百句に目を通したが、幾多の衣の袖が濡れたり乾いたり、恋歌だらけだ。

  • 百人一首の歌の解説というより百人一首をとりまくその環境と歴史の解説が詳しい。

  • [ 内容 ]
    正月のかるた遊びとして日本人に広く親しまれてきた百人一首。
    だが、その成立事情や選歌基準には今なお多くの謎が残されている。
    本書は、国文学研究者の立場からその成立の謎に迫るとともに、従来の現代語訳にとらわれない斬新な解釈を試みる。
    また、コミックやスナック菓子など身近にある百人一首グッズやかるた遊びの歴史を通して、現代に生き続ける和歌の世界を屈指の百人一首コレクターならではのユニークな視点で紹介する。

    [ 目次 ]
    序章 百人一首の基礎知識
    第1章 百人一首成立の謎
    第2章 百人一首成立以降
    第3章 百人一首の副産物
    第4章 百人一首の撰歌意識を探る
    第5章 百人一首の味わいかた

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著者プロフィール

1953年、長崎県生まれ。國學院大學大学院博士後期課程終了。博士(文学)。専門は『源氏物語』や『百人一首』などの平安朝文学。『百人一首で読み解く平安時代』(角川選書)、『百人一首の正体』『ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 三十六歌仙』(角川ソフィア文庫)など著書多数。

「2022年 『角川まんが学習シリーズ のびーる国語 基礎力マスター3冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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