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みんなの感想・レビュー・書評
いやあ面白いね。ここまで著者の怨恨やコンプレックスが噴出している新書も珍しい。著者は文学研究者でもあるので、性をめぐる文学のネタも豊富。この本を読むと、文学と性というのは極めて密接なんだなと思う。
僕もモテないから、この本のタイトルは強烈だった。やっぱタイトルって大事だよねえ。タイトルに惹かれて手に取ったりするもんねえ。
童貞についてのエッセイだが、ほとんど研究書で、情報量から言っても新書の域を超えている。それに読み物として面白い。あとがきにこうある。「最近の私は研究とか評論とかの、しかつめらしく客観性を装って『私』の出てこない文章というのが嫌で・・・」。おのが主観性から逃げないのがこの著者の強み。
面白かった。
もてないということを文学の域にまで達せしめようという本かと思いきや、魂の咆哮。
>第四回 てめえらばっかりいい思いしやがって! ─ 嫉妬・孤独論
そのまんますぎて笑った。
<blockquote>
...いったい人間というのは「恋愛コミュニケーション・スキル」を磨かなければいけないのだろうか。そんなものが備わっていなくても、人間として欠陥があるとは言えないのではないか。
</blockquote>
第1回 童貞であることの不安―童貞論
第2回 「おかず」は必要か?―自慰論
第3回 女は押しの一手?―恋愛論
第4回 てめえらばっかりいい思いしやがって!―嫉妬・孤独論
第5回 妾の存在意義―愛人論
第6回 強姦する男、誘惑する女―強姦・誘惑論
最終回 恋愛なんかやめておけ?―反恋愛論
[ 内容 ] 歌謡曲やトレンディドラマは、恋愛するのは当たり前のように騒ぎ立て、町には手を絡めた恋人たちが闊歩する。 こういう時代に「もてない」ということは恥ずべきことなのだろうか? 本書では「もてない男」の視点から、文学作品や漫画の言説を手がかりに、童貞喪失、嫉妬、強姦、夫婦のあり方に至るまでをみつめなおす。 これまでの恋愛論がたどり着けなかった新境地を見事に展開した渾身の一冊。 ... 続きを読む »
面白ですね(・Д・*)。もっと早く読みたかったです。若者は必読でしょう。今度、『有閑階級の論理』を読もうと思います。図書館へゴー!!。
100円で買ってきたものとしては最高級に満足。<br />もてないフェミニスト小谷野の、僻み(ルサンチマン?)の篭った恋愛論。<br />童貞についても触れ、そこだけで『童貞としての宮沢賢治』の数十倍濃い内容。<br />一読で吸収しきったとは言えないので、また読まねばなるまい。
もてない男も もてない女も
いや
もてる男も もてる女も 苦悩するのね。
童貞喪失、処女喪失みたいな議論がおもしろかった。
つまりもてなくたっていいってことだ。
べ、別にもてたくなんてないんだからね!こんなの読んで自分を慰めてるわけじゃないんだから!
「もてない男」目線から再構築した比較恋愛文学論的エッセイ集といった所か。優秀なブックガイドとしての一面も持ち合わせており、読了後ちょっと文学かじってみようかなぁと思ったりもした。もてる男及び女性の方々にとっては、素直に楽しめない箇所もあるかもしれない。
この本はだいぶ売れたらしく、古本屋の常連さんである。
蛇足:自分の知ってる人だと、立教大学の高岡美佳先生、明治大学の牛尾奈緒美先生あたりは美人教授だと思う。両方とも元々テレビに出てた人なので反則かもしれないけど。
100円。
漫画や小説などのシーンを引用しながら
童貞についてや妾の存在意義、強姦に関する記述などから
現代の「もてない男」について検証した本。
文中、そうではないとは書いてあるものの
やはり話は「もてる、もてない」の話ではなくて
「ヤれる、ヤれない」がメインテーマになっているような。
ヤるヤらんではなく、それ以前の
「惹かれる段階」のモテ、非モテについてを
もっと考察して欲しかった。

古本買ったら、「もてない」というワード全てに青線が引いてあって心底ぞっとしました。





