カルチュラル・スタディ-ズ入門 (ちくま新書 261)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 397
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480058614

感想・レビュー・書評

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  • 入門書というよりもある程度カルチュラル・スタディーズ
    について知見を深めた人が、更なる問題意識を捉えたり、理解を深めるきっかけになる本。

    正直、よく理解できませんでした。

  •  何かを読んだきっかけで「カルチュラル・スタディーズ」という概念に辿り着いた。二三冊関連書籍をあたってみたが未だにスッキリしない。「支配と服従」とか「自己形成のための表現行為」とか「マスコミによる世論形成」とか「階級や差別」とか「実践を伴う社会運動」とか、さらにそれらに関する思想の歴史とか。研究者もその守備範囲の広さを認めているのだが、calutural(教養的、文化的)study(研究、学問)という言葉自体が、なかなか体系的な理解に結びつかない。本書でもまとまった形では頭に入ってはこなかった。しかし個々の内容はあらゆる場面でよく目にする非常に重要な問題に関連したものであり、その方向性を見てみれば期待値が高いものがとても多い。そういったことを実感しただけでも読んだ価値はあった。その反面まどろっこしさも感じる。こうしたことを端緒としてさらなる知識を求めていくということもこれまた楽しみでもあるのだが。

  • 2007/05/02 購入
    2007/05/09 読了 ★★★
    2010/01/15 読了

  • 読み中。もしかしてコレかもしれない!と思って儚い期待を寄せている所です。

著者プロフィール

1962年生まれ。批評家、和光大学教授。専攻は、社会思想史、文化研究、メディア論。主な著書に、『増補版 アーバン・トライバル・スタディーズ』(月曜社、2017年)、『四つのエコロジー:フェリックス・ガタリの思考』(河出書房新社、2016)、『荒野のおおかみ:押井守論』(青弓社、2016年)、『思想の不良たち:1950年代 もう一つの精神史』(岩波書店、2013)、『思想家の自伝を読む』(平凡社新書、2010年)など。

「2024年 『[決定版]四つのエコロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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