日経小説でよむ戦後日本 (ちくま新書)

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著者 : 小野俊太郎
  • 筑摩書房 (2001年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480058911

日経小説でよむ戦後日本 (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 2001年刊。成蹊大学文学部講師。日刊紙の殆ど全部に連続掲載されている小説。この新聞小説の中、専門紙である日本経済新聞の連載小説から特徴的作品を取り上げ、掲載時の時代相を分析し、また、その時代毎の異同、変遷を解読し、日本経済、日本企業、ひいては戦後の日本人の心性の捕捉を目論む。本書の「失楽園」(渡辺淳一)の解読は意外。また、新聞小説という切り口で朝日や産経等の他紙のそれを並べて読んでみるのも一興と思えた。なお、「春の鐘」(立原正秋)が日経連載だったというのも意外。日経は性描写に寛容なのか?

  • 日経小説は100年以上の長い歴史があるが、多くのベストセラーを生んできた。その理由は? 有名な「失楽園」「下天は夢か」「化身」「樅の木は残った」「大わらんじの男」などを紹介しつつ、日本の社会史の変遷を見ることが出来ると評価する。そしてなぜ歴史小説だけでなく、企業小説というよりも知識人の不倫小説が多いのか。それは読者層が一律で、読後感を話す同じ場があったから、そう言えばそうだったと思います。そして「失楽園」に見る1年の季節の遷り変り。人気の出る秘訣はこんなところにもあるのですね。

  • 視点はよい。ただ、なぜかいまひとう輝きが感じられず。

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小野俊太郎の作品

日経小説でよむ戦後日本 (ちくま新書)の作品紹介

日本経済新聞の連載小説が、『下天は夢か』や『失楽園』のような大ベストセラーを生み出してきたのはなぜだろうか。それはこの新聞が、戦後日本を支えてきた経済システムの激変を最もジャーナリスティックに映し出してきたからである。変容を迫られる企業社会に「日経小説」は今後ますます「日経平均」と同じくらい日本経済の現状と未来をしめす手がかりとなるのである。明日を生き抜くための、ビジネスマン必読の書。

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