国家学のすすめ (ちくま新書 311)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480059116

作品紹介・あらすじ

十九世紀後半、日本は植民地化の危機をしのぎ、かろうじて近代国家として独立することができた。その国家という枠組みは、今日、本当に時代遅れになってしまったのだろうか。そして「想像の共同体」や「創られた伝統」の真の意味とは何か。日常の生活感覚から国家の意義を問い直し、ユーラシア東辺部という地理的・歴史的環境に即した「この国のかたち」を考える。

感想・レビュー・書評

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  • メディアなどで見られる、国家を相対化しようとする風潮に警鐘を鳴らす。
    外圧により、古代、明治維新に次ぐ第3の国家建設期を迎えているとして、国家論の確立を唱える。

  • [ 内容 ]
    十九世紀後半、日本は植民地化の危機をしのぎ、かろうじて近代国家として独立することができた。
    その国家という枠組みは、今日、本当に時代遅れになってしまったのだろうか。
    そして「想像の共同体」や「創られた伝統」の真の意味とは何か。
    日常の生活感覚から国家の意義を問い直し、ユーラシア東辺部という地理的・歴史的環境に即した「この国のかたち」を考える。

    [ 目次 ]
    第1章 国家論の隘路(国家相対化論の隆盛 戦後の平和主義 ほか)
    第2章 国家とは何か(国家は「実在」する 国家という制度の役割 ほか)
    第3章 国民と民族(重層的なアイデンティティー なぜ国民か ほか)
    第4章 日本の国家をめぐって(国家建設と国際緊張 日本列島の国際緊張 ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 国家とは何か。グローバル化した世に強固なナショナリズムが製造される所以を紐解く。


  •  国家の限界を考えていて、
     手に取りました。

     新書の限界をしるよい機会となりました。

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