フランス語はじめの一歩 (ちくま新書)

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著者 : 中井珠子
  • 筑摩書房 (2002年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480059475

フランス語はじめの一歩 (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 日本人が学習する外国語も、時代と共に変つてきてゐるやうですね。英語が断突の一人横綱であることは変らないけれど、大関クラス以下に変動があると思はれます。かつては東西大関クラスにドイツ語・フランス語が並び、その下の関脇小結クラスにはロシア語・中国語・スペイン語・韓国語あたりが相当してゐたのではないでせうか。
    近年は中韓の存在感が増し、相対的に独仏の欧州勢は旗色が悪いやうに思はれます。

    さて、本書はちくま新書の「はじめの一歩」シリーズの一冊。著者の中井珠子氏は、以前NHKのフランス語会話番組で講師を務めた人であります。
    全体で4章構成となつてゐまして、まづ第1章「フランス語を学ぶ前に」で、そもそもフランスはどんな国なのかを改めて紹介します。各地域ごとに、その風土・慣習・産業・地理などの面からコムパクトに解説してくれるのです。
    また、フランス語の起源といふか、いかにして現在のやうな形に落ち着いたのか、その歴史もここで講義してくれます。

    第2章「発音と文字」では、フランス語の綴りと発音の関係を教へてくれます。フランス語の場合、文字と発音の関係が実に規則的なので、慣れれば未知の単語でも発音することはできるのです。例外がやたら多い英語とは違ふので安心であります。

    第3章「フランス語を使ってみよう」では、いよいよ実戦といふ感じで、挨拶に始まり、最後は過去形(複合過去・半過去)まで文法解説してゐます。一部条件法なんかも入つてゐるやうです。本書の眼目の章ですな。実に密度が高い。

    第4章「世界のフランス語」では、国際語としてのフランス語の地位について解説してゐます。日本では学習者が減つたかもしれないけれど、世界的に見ればまだまだフランス語は意外と使はれてゐるといふことです。

    入門書(はじめの一歩)として読んでも良いですが、わたくしの感覚だとむしろ、少しフランス語を齧つた人が読むと良いと思ひます。たぶん全くの初心者が読んでもピンと来ないことが多々あるのではないかと。初級(条件法・接続法あたりまで)を一応勉強した人が、「ああ、かういふことだつたのか!」と納得するんぢやないでせうか。
    あとは、本書では読み方をすべてカタカナ(一部ひらがなも)で表してゐるので、早い段階で発音記号を覚えた方がよろしからうと。それから、やはり眼だけではなく、耳からの学習もひつようですので、CDなどを併用することが必要でせうね。

    語学の面だけではなく、フランスといふ国を立体的に理解してもらはうとする親心みたいなものが感じられて、まことに親切な一冊と申せませう。
    ぢや、今夜はこれで。眠い。

    http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-516.html

  • フランス語の歴史を知りたくて手に取った一冊。でも個人的には期待外れだった。

    第1章と第4章を流し読みすれば充分だと感じた。第2章と第3章は所々にあるコラムと写真を眺めるだけでいいと思う。

  • う~ん。長いかんじ。

  • (T)

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フランス語はじめの一歩 (ちくま新書)の作品紹介

外国語を学ぶときに、ただ文法やつづりや発音をやみくもに覚えても、それらは断片的な知識にしかとどまらないことが多い。とくに英語以外の外国語の場合には、実用本位で学ぶ人が多いので、その傾向が強くなる。本書は、フランス語の基礎を、断片的な知識の詰め込みではなく、文化・歴史・地理はもちろん、フランス人の日常生活やものの見方、行動パターンという見地から、総合的にとらえている。言葉のみならず、フランス文化圏に精通した著者ならではの画期的な入門書。

フランス語はじめの一歩 (ちくま新書)はこんな本です

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