女は男のどこを見ているか (ちくま新書)

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著者 : 岩月謙司
  • 筑摩書房 (2002年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480059642

女は男のどこを見ているか (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 積ん読チャレンジ(〜'17/06/11) 31/56
    '17/01/17 了


    女性や男性に対する言及がいずれも紋切り型過ぎる。

    「呪い」や「英雄体験」といった独自に用いられる言葉の説明が不親切。
    本文中に初めて登場した際には何の言及もなく、二度三度と登場して初めて「(○○については第△章で説明いたします)」と説明が入るのはおかしい。

    また、「宇宙の法則」などという単語がいきなり飛び出してきて、話が見えなくなってひたすら怖い。

    「自分が女であることに腹を立てている女性は少なくありませんが、男性で自分が男であることに腹を立てている人はほとんどおりません。
    なぜでしょうか。
    男性のほうが生きやすいからではありません。男性であるほうがいいことがたくさんあるからでもありません。これは、男女の構造的な違いに由来するものです。女性が自分が女であることに腹を立てるときと言うのは、愛されたいのに、愛されている実感がしない時です。」(P62)
    などと大層な言説を述べる割に、その後に続く説明に論理的根拠がない。
    統計学上の数値など来るわけでもないのに、筆者の断定的な物言いが続いていくのが不快。

    動物行動生理学者らしいので論理的根拠が無いと言うことはないだろうが、読み手にそれが伝わってこないので、単に思い込みで書かれた文章のように感じてしまった。

    また、男性と女性の区分が前時代的で、LGBTの存在を無視しているかのように書かれているのが致命的だと思った。
    これは書かれた時代が10年以上前なので仕方の無いことかも知れないが。

    愚痴や悪口は現状の不満が原因によって生ずる。
    不満を持っている「現状」とは、愚痴や不満を語り合っている相手と自分を含んでいる。
    自分と相手を否定する行為に他ならない。
    この主張は面白いと思った。

    ゲームでは「英雄体験」を通して「智恵と勇気」は得られない。一方映画鑑賞では効果がある。(P121)という主張はゲームを認めない大人の典型という感じ。

    作中に引用されている映画がSTAR WARSとスタンド・バイ・ミーだったのが個人的には嬉しかった。
    しかし、その引用の仕方一つ取ってみても、何の説明もないまま作中の固有名詞が使われていたりして、「知っている自分」と「知らない他者」という構図が理解できていないのではないかと感じた。

    僕自身紋切り型な物言いになってしまうが、筆者はあくまで学者肌であって物書きでは無いなと思った。

    男女論を主に書いた前半よりも、男女の区別無く「人間」の生き方について書いた後半の方が内容も面白く、文章もノっているように感じたので、この本のタイトルを真っ向から否定することになるが、男女論をやめて人間の幸福論を論じた方が数倍良い本になったのではないだろうか。



    「自分がブランドになる」
    行為の美しさが全て(P11)

    「自分の苦しみに無関心である、ということは、愛がないように感じてさみしいのです。」(P30)

    「女性が愛を感じるときというのは、「夫(恋人)から幸せを願われている」「夫(恋人)は、自分が楽しく生きているかどうかに重大な関心を持っている」と感じる時です。」(P30)

    「人の幸せを願うことのできる人は、精神的にきわめて強い人です。」(P81)

  • 2017/01/01

  • けっこうはっきりと思っていることを発言していてよろこばしい限り。ちいさな陰徳をつむのがとてもいい!

  • 納得の1冊。反省します。

    【不満の核心】
    女性が彼・夫に求めているものは2つ
    「自分が幸せに生きているかどうか、見てほしい」
    「幸せになることを願われる」

    キーワード:形式的な慰めやプレゼントでは満たされることはない

  • 借りたもの。
    男性を対象に書かれた恋愛指南書。
    「いい男」の定義は、自己肯定をしており、利他的な英雄行為ができる男性である。
    地位や名誉を持つことが「いい男」ではない。それは結果に過ぎず、目的ではない事を強調している。
    男性は生きがいを持って欲しい。

    読みやすいので、男性には是非読んで欲しい。
    女性にとってセックスが男性の快楽とは違い、一生やメンタルに作用してしまうことを、男性は知ってほしい。
    ”業“とも言えるそれは巡り巡って男性にも、更には社会にも影響を与えるだろう。
    女性には「呪い」がかかっており、それを解くのは女性ひとりではできない、という言葉に納得する。
    それができるのが男性である。それをするには「英雄的行為」を経験しなければならない。

  • 女なので、正解です。ごもっとも!と思いながら、読みました。

  • 予約資料を受け取りに図書館へ行った際に借りた本。読み物として面白そうだった。男性に向けた内容のようだが、女性の自分が読んでもなかなか集中できる文体は好ましい。
    一般論は分からない。自分なら、男の人に求めるものが経歴ではないことだけは断言できる。経歴や資産などは目に見えるもの。だからこそ大切なのは心であると常日頃から感じている。学歴にしても職種にしても、生涯を通して付き合うにはあまり関係がない。要は相手に惚れるかどうか。好きになるのに経歴も何もない。
    男性が自尊心やプライドに生きる存在だということはある程度理解できる。それを表立ってひけらかす人を好きになれないのはまた私個人の話だ。大切なのはフィーリングだと再確認。今後の参考にしよう。

  • 【資料ID】39784
    【分類】143.5/I97

  • 男性目線の本ではあるのだけど、
    この著者が随分、女性に関わってるのかどうなのか、わからぬが、言ってることはまっとうである。

    またしてもこのタイトルだと、糞本扱いされかねない訳だが、男性諸氏は読んでおいてもいいのではないかな。

  • 自分がどのように生きてきたのか、また、これからどう生きていこうかを考えるきっかけになった一冊。
    仲間と共に頑張りたい、高めあえる関係をつくりたいって思う人は読んでみるといいのではなかろうかという本だった。

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