組織戦略の考え方: 企業経営の健全性のために (ちくま新書 396)
- 筑摩書房 (2003年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480059963
感想・レビュー・書評
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色々と書いてあるが、結局は「守・破・離」ということ。アメリカ人が書いたソフトウエア・マネージメントの本にも「守・破・離」の大切が力説されているものがあるが、これが伝承の原理原則。未熟者に告ぐ、「徹底的にトッププレイヤーのまねをせよ。それができたら、受け継いだものにオリジナリティーを付け加えよ」。その後は、まさに”離”の世界だがこれはなかなか難しい。
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全力でおススメ
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理論だけはなく実際の人の行動等まで含めた事を述べられており納得感がある。実務に即した内容。
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組織戦略というより組織マネジメントの指針ともいうべき内容。若干、論理性を欠く部分もあるが、ありきたりな体系に固執することなく、企業が陥りがちな罠をうまく説明している。
解決の糸口は具体的に示されるわけではないが、組織の硬直化の予兆が非常に分かりやすく書いている。エリートとノンエリート、トラとキツネ、フリーライダーなど様々な社畜の姿を歯に絹を着せず、歯切れよく記述。
学術というより経営論かもしれないが、久々に読んでいて腑に落ちる本でした。
でもこれをリバイズして学術レベルにあげるには、相当なハードルがありますね。 -
一読して組織戦略というタイトルに違和感を覚えましたが、組織構造やヒト、企業の中での組織に生じる現象(フリーライダー、厄介者、キツネの権力など)について解説しており、日々の自分の属する組織と対比させながら読むと、なるほどと納得することばかりでした。
組織構造に関しては官僚組織が基本であること、ヒトに関してはマズローの欲求階層説での承認・尊厳欲求の重要性と配慮について、気づかされました。
お勧め本です。 -
組織戦略あるある集。