中高年自殺: その実態と予防のために (ちくま新書 412)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480061126

作品紹介・あらすじ

一九九八年以降、日本の自殺者数が連続して三万人を上回り、大きな社会問題となっている。この数は、実に交通事故死の三倍以上にもなる。その内訳をみると、もともと自殺者に占める割合の高い中高年男性の自殺者数が、さらに増えている。働き盛りの自殺を防ぐために何ができるのか。自殺予防研究の第一人者である精神科医が、自殺者急増の背景を分析するとともに、どのような人に自殺の危険が高いのか、また周囲の人や医師などが自殺予防をどのように行っていけばよいのか、具体的に明らかにする。

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    内容(「BOOK」データベースより)
    『一九九八年以降、日本の自殺者数が連続して三万人を上回り、大きな社会問題となっている。この数は、実に交通事故死の三倍以上にもなる。その内訳をみると、もともと自殺者に占める割合の高い中高年男性の自殺者数が、さらに増えている。働き盛りの自殺を防ぐために何ができるのか。自殺予防研究の第一人者である精神科医が、自殺者急増の背景を分析するとともに、どのような人に自殺の危険が高いのか、また周囲の人や医師などが自殺予防をどのように行っていけばよいのか、具体的に明らかにする。』

    『中高年自殺―その実態と予防のために』
    著者:高橋 祥友
    出版社 ‏: ‎筑摩書房
    新書 ‏: ‎222ページ
    発売日 ‏: ‎2003/5/1

  • 「自殺はけっして選択された死などではなくて、さまざまな理由から自殺しか選択肢がない状況に追い込まれた、いわば強制された死である・・・」

  • [ 内容 ]
    一九九八年以降、日本の自殺者数が連続して三万人を上回り、大きな社会問題となっている。
    この数は、実に交通事故死の三倍以上にもなる。
    その内訳をみると、もともと自殺者に占める割合の高い中高年男性の自殺者数が、さらに増えている。
    働き盛りの自殺を防ぐために何ができるのか。
    自殺予防研究の第一人者である精神科医が、自殺者急増の背景を分析するとともに、どのような人に自殺の危険が高いのか、また周囲の人や医師などが自殺予防をどのように行っていけばよいのか、具体的に明らかにする。

    [ 目次 ]
    第1章 日本の自殺の現状(自殺総数の推移 中高年の自殺の増加 ほか)
    第2章 世界の自殺、日本の自殺(日本の自殺についてのステレオタイプ 世界の自殺 ほか)
    第3章 こころの病とその治療法(こころの病についての基礎知識 うつ病―体の不調とこころの不調 ほか)
    第4章 働き盛りの自殺を防ぐには(自殺の危険の高い人に共通する心理 どのような人に危険が迫るのか ほか)
    第5章 不幸にして自殺が起きてしまったときに(自殺、そして遺された人々 遺された人々の心理 ほか)

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著者プロフィール

防衛医科大学校・防衛医学研究センター・教授。精神科医。
著書:『自殺予防』(岩波新書)、『自殺、そして遺された人々』(新興医学出版社)、『医療者が知っておきたい自殺のリスクマネジメント』『自殺のポストベンション:遺された人々への心のケア』(医学書院)、『新訂増補 自殺の危険』(金剛出版)、など。
訳書:ヘンディン『アメリカの自殺』(明石書店)、シュナイドマン『アーサーはなぜ自殺したのか』(誠信書房)など。

「2007年 『自殺で遺された人たち(サバイバー)のサポートガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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