お姫様とジェンダー―アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門 (ちくま新書)

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著者 : 若桑みどり
  • 筑摩書房 (2003年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480061157

お姫様とジェンダー―アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門 (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • ディズニーアニメを見て、感想から ジェンダーを考える
    お姫様へのあこがれ
    自立をさまたげる社会通念
    女子大生の感想には予想を超えるものがあった
    童話の解釈も人それぞれだった
    ジェンダーでは結婚など考えなくとも、サクセスストーリーを求めているようだ

  • 未だにプリンセス・ストーリーの申し子のような女性が、たくさんいる現代にこの本は打ってつけ。

    某サイトであまり評価が高くなったので、どんなものかと思って読んでみましたが、少し年代が古いとか、授業を受けている学生のレヴェルが低いとか、そんなの関係なくジェンダー入門編には良書だと思います。

    若桑さんの「人生の先輩」としての学生たちへの期待、そして彼女たちへの将来へのエールを感じました。

    「プリンセスになる」という叶うことのない夢を幼少のころから見させられていた女性たちは、その夢から覚めなければ、本当の人生は姿を現せてはくれないのだ。

  • とっても面白かった。女の子に元気を出してもらわなければならない。と著者は言っているけれど、やる気を出してもらわなければならないの間違いなんじゃないかな。男に甘えているのは女の子だし、それで痛い思いをして泣いているのも女の子だ。男を男の子といわないけど、女の子は成人してても女の子という。女ってより女の子だから。そして男の子といわれるとなめられている、と思う人がいるはずだけど、女の子はきっとそう思わない。

  • アニメとはディズニーの「白雪姫」「シンデレラ」「眠れる森の美女」のことを指すのですが
    これらの作品をジェンダー学的な視点から読み解きませう
    という本

    正確には、著者が大学の講義の際にこれらの作品を取り上げて、
    学生たち(女子大)に書かせた感想を紹介して紐解いていく感じ
    読み易くて理解し易くてさくっと読み終えられました

    母親がフェミニストっぽい考え方の人なので
    そういうのに触れすぎて自分もヒステリックになるのが嫌で
    あんまりこういう本には手を出さないのですが
    (気づかないでいればそれはそれで幸せじゃないかという逃げの考え)
    こういう物語が生まれる社会的心理にはおおいに興味があったので読んでみました
    まあ、大きく想像を外れることはなかったけど

    言葉にしてもらってスッキリしたというか


    でもなんかさ〜
    なんていうかさ〜〜
    女子って好きな人の前だとたいていの人がMになると思うのよ
    普段Sっけたっぷりな人でも
    だから、お姫様物語が男性優位の社会に都合よく作られた話っていえばそうなんだろうけど
    それを女子は享受した部分もあるんじゃないのかな〜って
    尽くします待ちます心理が心地よかったというか

    2003年にこの本は出ているけれど
    それから世の中の意識は変わったか?といったらそうでもないんじゃ...
    調べてないので知らんけど
    こないだ、ネットニュースのコラムみたいなので
    「男子に聞いた!女性のむだ毛が許せるか」
    みたいなアンケートの集計結果がコメント付きで発表されていたわけだけど

    それなら平行して
    「女子に聞いた!女性のむだ毛をいちいち気にする男性をどう思うか」
    っていうアンケートもとるべきじゃんと思ってしまったわけ
    じゃないとさ〜、いたいけな女子はカミソリが肌に合わなくてもやっちゃうじゃん

    俗にいうシンデレラストーリーってなんか底辺あたりにいる女子が
    頂点に上りつめる的なことだと思うんだけど
    そもそもシンデレラも血統がそこそこいいんだよね
    だって舞踏会にお呼ばれする一家の娘でしょ?
    白雪姫しかり、眠り姫しかり
    つまりお金のある男性はいわゆる美人さんを奥さんにする確率が高くなるので
    子孫もきっと容姿がいいのできっと良縁
    ってなると
    格差の連鎖の話だよねこれ
    んで、女子は美人なら男子は金持ちなら
    そのスパイラルに入れるよって云う物語を
    刷り込んでいいんですか?って提言している本
    違うか

    でもしょーがない部分もあるよ
    女子学生の意見で「人は見た目じゃなく中身」みたいなこと書いてあるけど
    正論だけどやっぱ見た目大事だよ!(お金も)
    心も外見に繁栄されるしさ

    面白かったのは、眠れる森の美女は王子様にキスされて目を覚ますのではなく
    眠りながらにして一方的に「愛の行為」を受けみごもり出産する話だったという
    なんかこっちの方が納得できる自分がいた

    ...やだけどさ
    映画『トーク・トゥー・ハー』ってまさにこれじゃん?って思った
    相手がイケメン王子じゃなく、むしろ正反対のキャラなだけで
    (この映画嫌いなんだけど)

    レヴューとか観ると、「この愛が判んない人は低レベル」的なことが書いてあったりするんだけど
    そーなの?
    そーなんだ
    となると、何が正しいことなのか
    もう判らないですよ

    こういう視点で物語とか世の中を見始めると
    ほんとヒステリックになっていしまいそうで怖いのです
    だから頭の片隅には置いておくけど
    まだこの社会で生きていくなら
    反発するより静かに悪賢くかまととぶって生きてく方がきっと楽

    あ〜負け犬

  • ディズニーのプリンセス・ストーリーを読み直す1冊。白馬の王子様はもういない!? (稲本 教員)

  • 王子様のような素敵な男性に家事や性などにおいて奉仕するのが女性の幸せ、という価値観をあぶり出し、批判する。最近の映画のプリンセスは『ラプンツェル』とか『アナと雪の女王』とか、能動的よね。

  • 2015/10/09

    グリム童話を読み解くところが面白かった

  • 一般的にかどうかは分からないものの、少なくとも自分や自分の周りにおいて、家庭での女性の権力は十分に大きいように感じるけど、これはもしかして既得権益を持つ男性から見たからそう思うだけで、実は全くそんな事はなかったりするんだろうか。差別が問題なら、女性を男性と同じように扱えば良いのかと言えば、それもきっと違う訳で、セクハラとかあるわけだしなー、という。ああ、書いててよく分からんけど、ともかくこの本で書かれているような内容で教育を受けた人たちが会社に入って来るんだという事は知っておいて損はないはず。

  • 「お姫様はいつまでも幸せに…」まさかと思った人も思わなかった人も読むべきジェンダー入門

    [配架場所]2F展示 [請求記号]080/C-7 [資料番号]2005110384

  • ディズニーのアニメを題材に、シンデレラ・ストーリーの中に込められた、「女性らしさ」「男性らしさ」の通念を批判する本です。取り上げられているのは『白雪姫』『シンデレラ』『眠り姫』の3つの作品で、この作品を鑑賞した学生たちのじっさいの感想が多く引用されています。ただ、いずれもよく似たシンデレラ・ストーリーなので、少し退屈に感じてしまいました。

    最終章は、従来のシンデレラ・ストーリーにとって代わる、オルタナティヴな人間関係を描いた映画として、『エバー・アフター』のストーリーが紹介されていますが、ややとってつけたような印象を受けました。あるいは著者自身、そうした意図に適った映画を探し出すのに苦労したのではないかという気がします。

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お姫様とジェンダー―アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門 (ちくま新書)の作品紹介

コレット・ダウリングの『シンデレラ・コンプレックス』が刊行され、話題をよんだのは一九八二年。すでに二十年以上になるが、その間、「白雪姫」「シンデレラ」「眠り姫」などのプリンセス・ストーリーは、ますます大量に生産され、消費されている。大量に消費されるからその影響力も絶大である。本書では、ディズニーのアニメを題材に、昔話にはどんな意味が隠されているかを読み解く。いつの間にか思い込まされている「男らしさ」「女らしさ」の呪縛から、男も女も自由になり、真の男女共同参画社会を目ざす。

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