<ぼく>と世界をつなぐ哲学

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著者 : 中山元
  • 筑摩書房 (2004年6月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480061751

<ぼく>と世界をつなぐ哲学の感想・レビュー・書評

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  • プラトン「知を愛し求める哲学者(フィロソフォス)の精神だけが翼をもっている。哲学者の精神は、力のかぎりで記憶(アナムネーシス)をよび起こしながら、いつも神が神としての性格をもちうる場所に自分を置くからである。人間はまさに、想起(アナムネーシス)の<よすが>となるものを正しく使うことで、つねに完全なる秘儀にあずかり、言葉のほんとうの意味で完全な人間となるのである」『パイドロス』p27

    大森荘蔵「キメラ文」『流れとよどみ』p52

    イギリスの哲学者ヒラリー・パトナムの論文「水槽の中の脳」p53

    フロイト「欲動転換、特に肛門愛の欲動転換について」p124

    ドゥルーズ「近くを可能にするのは、自我ではなく、構造としての他者である」『意味の論理学』p151 「他者とはさまざまなカテゴリーによるすべての知覚領域を構成するアプリオリな原理」なのである。p152

    メルロ=ポンティ「世界の肉」:人間と事物とで織りあげられた織物 p197

    <ぼく>を読むこと、それはぼくのうちに畳み込まれた他者や共同体や風土を読むことでもある。

  • グローバリゼーション、IT革命、ボーダーレス化によって、私たちの社会は深刻で劇的な変化を遂げつつある。これまでの枠組みはほとんど無効になりつつあるが、新たな座標軸はまだ見出せていない。本書では、「アイデンティティ」「言語」「他者」「共同体」など身近な問題意識に沿って哲学者たちの仕事の軌跡とその到達点を整理し、不透明な時代の〈ぼく〉について考える。哲学史の中のさまざまな試みを手がかりに、素朴で根源的な問いにこたえる異色の入門書。

    中山 元
    1949年生まれ。東京大学教養学部教養学科中退。哲学者、翻訳家

  • [ 内容 ]
    グローバリゼーション、IT革命、ボーダーレス化によって、私たちの社会は深刻で劇的な変化を遂げつつある。
    これまでの枠組みはほとんど無効になりつつあるが、新たな座標軸はまだ見出せていない。
    本書では、「アイデンティティ」「言語」「他者」「共同体」など身近な問題意識に沿って哲学者たちの仕事の軌跡とその到達点を整理し、不透明な時代の〈ぼく〉について考える。
    哲学史の中のさまざまな試みを手がかりに、素朴で根源的な問いにこたえる異色の入門書。

    [ 目次 ]
    第1章 アイデンティティの迷宮
    第2章 記憶の思想史
    第3章 言語と独我論
    第4章 言語の起源
    第5章 他者と相互承認
    第6章 他者の異貌
    第7章 共同体と友愛
    第8章 共同体の内と外から

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    [ 参考となる書評 ]

  • 面白い。哲学の歴史から「自己」についての考証を行う。

  • 9点

  • 個々の話は分かり易い
    あとはそのつながりを自分で上手くつけながら読むべし

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中山元の作品

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<ぼく>と世界をつなぐ哲学の作品紹介

グローバリゼーション、IT革命、ボーダーレス化によって、私たちの社会は深刻で劇的な変化を遂げつつある。これまでの枠組みはほとんど無効になりつつあるが、新たな座標軸はまだ見出せていない。本書では、「アイデンティティ」「言語」「他者」「共同体」など身近な問題意識に沿って哲学者たちの仕事の軌跡とその到達点を整理し、不透明な時代のについて考える。哲学史の中のさまざまな試みを手がかりに、素朴で根源的な問いにこたえる異色の入門書。

<ぼく>と世界をつなぐ哲学はこんな本です

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