学者の値打ち (ちくま新書)

  • 39人登録
  • 3.15評価
    • (1)
    • (2)
    • (16)
    • (1)
    • (0)
  • 12レビュー
著者 : 鷲田小彌太
  • 筑摩書房 (2004年7月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480061805

学者の値打ち (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ・著書をどれだけ出しているかどうか。
    ・大衆が理解できる文体で簡潔に書かれているかどうか。
    ・大学レベルでは専門ではなく教養(総合知)が求められている※専門は大学院で。
    ・一流大学は学生は優秀だが、教師が優秀とは限らない。
    ・流行(現在)への関心が必要

    全体としては研究に関する記述が多く、教育に関する記述が不十分な印象。

  • アカデミズムとジャーナリズムの双方にわたる知識人の生態を語りつつ、近代以降の日本における「教養」の変化についても論じている本です。

    確かに梅棹忠夫や小室直樹のような学者は、アカデミズムの評価のみで測るにはスケールが大きすぎるように思うので、本書のような視点から彼らの仕事を見ることが必要なのかもしれません。また狩野亨吉や今西錦司は、個人としての業績以上に、学問の世界への貢献を評価されるべきであり、やはり本書のような視点が必要になってくると思います。

    ただ、谷沢永一と渡部昇一に関しては、著者の評価は過大にすぎるような気がします。この二人は、それぞれ近代日本文学と英語学という専門の内容を一般の読者にまで届けるような優れたことばの使い手だと思いますが、専門外での仕事にはそれほど目を瞠るようなものはないように思います。山本七平に至っては専門と呼べる分野もなく、多数の著書はエッセイとして楽しむほかないような気がします。

    「知」の表舞台だけでなく、雑誌編集者の役割についてもとりあげているのはおもしろいと感じました。また各章末に本書に登場する学者たちに対する評価も示されており、単純におもしろく読めました。

  • 取り上げられてる学者の評価は、お遊びとしても、フィールドも世代も少し偏ってる気がする。もうすこし、新進気鋭の人を取り上げてくれれば、参考になった。

  • リアル・文学部唯野教授みたいなののを期待していたが、ちがった。正直に言えば「期待はずれ」だったが、内容を確認しないで買った僕がすべて悪い。

  • [ 内容 ]
    専門家でない一般人が、知識と教養を手に入れようというのなら、やはり学者を頼りにするしかない。
    しかし、学者といってもピンからキリまである。
    いったい誰が「役に立つ」学者なのだろうか。
    著書で見る学者の実力の見わけ方から、ジャーナリズムやビジネス・オピニオンとアカデミズムの思考法のちがい、さらには学閥と人脈の影響力といった学者の世界独特の論理までを紹介。
    「学者の値打ち」を適切に判定して、楽しい知的生活を送るための必須知識を提供します。
    有名学者の「値打ち」採点表も収録。

    [ 目次 ]
    第1部 学者の世界(学閥と人脈 学問と流行 大学ブランドの正体 著書に出る実力 専門書、一般書、雑書 学者の質は落ちたか)
    第2部 大学の内と外(ビジネス・オピニオンとアカデミズム アカデミズムとジャーナリズム 新教養主義のために 大学外の学知)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 学者の値打ちとは?

    一流の評価は業績(後の人々が多くを摂取できるモノ。)で決まる。(比較的努力が報われる構造)
    嫉妬や蔑視は、今は昔より弱まった。強力な自己顕示力を持っていた。象牙の塔の住人

    後につながる=自分の事実の弟子増える=名声が続く。つながるものじゃないと、業績は持たない。

    「著書・論文がなければ学者ではない」

    研究的生活の方法

    パソコン:情報=文献・資料・データの収集・整理・管理
         考え、書く機械
    繰り返し参照するものは。買うと速い。

    研究生活:

  • 渡部昇一も谷沢永一も最初は学会からほとんど見向きもされなかった。肩身の狭い出発だった。しかし、だからこそ自分の力を信じ、自力で道を開くという強い志を強く持てたのだろう。二人の共通点は大変な読書家であること。

  • 大学教授になる方法を読んでから、たまに小彌太さんの本読んでます。

    昔から短期大学の講師(教授や准教授ではなく、)になりたいと思っていました。
    教授などでは、学内運営もやらなくてはいけないので、講師になりたいのです。

    なれるかな。。。。

    ト、2008.9.5

  • 大学が大衆化し、高度知識社会化して研究者の数が日本だけで推定100万人いるという現代社会において、学者の値打ちとはどんなものか。アカデミズムとジャーナリズム、アカデミズムとビジネス界をそれぞれ対立項として捉える視点は恥ずかしながら自分にはなかった。長谷川慶太郎、堺屋太一、大前研一、山本七平に対して、森嶋通夫、佐波隆光、加藤尚武、岩井克人。どっちが影響力が大きいかと言うとビジネス界では圧倒的に前者。加藤、岩井に至っては僕は名前さえ知らなかった。でもビジネス界って言うのはアカデミズムの世界に比べて知的レベルがぐんと落ちるところであって、「ビジネス書は本ではない!」だって。ガーン!

  • 分類=職業(学者)・学問・研究。04年7月。

全12件中 1 - 10件を表示

鷲田小彌太の作品

学者の値打ち (ちくま新書)を本棚に登録しているひと

学者の値打ち (ちくま新書)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

学者の値打ち (ちくま新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

学者の値打ち (ちくま新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

学者の値打ち (ちくま新書)の作品紹介

専門家でない一般人が、知識と教養を手に入れようというのなら、やはり学者を頼りにするしかない。しかし、学者といってもピンからキリまである。いったい誰が「役に立つ」学者なのだろうか。著書で見る学者の実力の見わけ方から、ジャーナリズムやビジネス・オピニオンとアカデミズムの思考法のちがい、さらには学閥と人脈の影響力といった学者の世界独特の論理までを紹介。「学者の値打ち」を適切に判定して、楽しい知的生活を送るための必須知識を提供します。有名学者の「値打ち」採点表も収録。

学者の値打ち (ちくま新書)はこんな本です

ツイートする