感じない男 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480062215

感想・レビュー・書評

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  • 「勃起」と「射精」の関係において、「充実感→快感→敗北感」の過程で説明されているのは異性にとっては理解しやすい。「墜落感」も。でも、実際男性に確認すると同意を得られないのはなぜ? わかったつもりになって気分すっきりするにはいいかも。

  • 著者がいかに自分の性と向き合っているのかというのは良く分かる。女からすれば、あ〜そうですか…という程度でした。別にだめとかそういうんじゃなくて、こういう人がいるのね。ということです。前半は恣意的な感じがしたが、後半はある意味著者の苦悩みたいのを感じた。あまりにも男性というもののプロトタイプを決めようとしたことでつぶれちゃったかしらって感じがした。著者は著者が思う男性のプロトタイプからかなり離れたところにいる男性なんですわ。ただいえる事は、男性のプロトタイプを決めることが必要なのかな…って思ったよ。勿論女性もそうだ。決め付けこそが危険な道を歩もうとしているように思う。多分著者も最後に触れているので分かっていると思うが、いろいろいるんですよ。いろいろあって人間なんだから、ま〜そんな堅くならんとって思っちゃった。

  • 残念ながら私は著者と趣味が合わないようだ。一部共感するところもあったが、全体的には少なかった。著者が自分の性嗜好を赤裸々にしていることろは評価するが…。読む人の嗜好によって、好き嫌いがでる本。

著者プロフィール

1958年高知県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪府立大学にて、博士(人間科学)。東京大学、国際日本文化研究センター、大阪府立大学現代システム科学域を経て、早稲田大学人間科学部教授。哲学、倫理学、生命学を中心に、学術書からエッセイまで幅広い執筆活動を行なう。著書に、『生命学に何ができるか――脳死・フェミニズム・優生思想』(勁草書房)、『増補決定版 脳死の人』『完全版 宗教なき時代を生きるために』(法藏館)、『無痛文明論』(トランスビュー)、『決定版 感じない男』『自分と向き合う「知」の方法』(ちくま文庫)、『生命観を問いなおす――エコロジーから脳死まで』(ちくま新書)、『草食系男子の恋愛学』(MF文庫ダ・ヴィンチ)、『33個めの石――傷ついた現代のための哲学』(角川文庫)、『生者と死者をつなぐ――鎮魂と再生のための哲学』(春秋社)、『まんが 哲学入門――生きるって何だろう?』(講談社現代新書)、『生まれてこないほうが良かったのか?』(筑摩選書)ほか多数。

「2022年 『人生相談を哲学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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