無宗教からの『歎異抄』読解 (ちくま新書 537)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480062376

感想・レビュー・書評

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  • 自分の家が浄土真宗だけど、自分がどんな宗教なのかを聞かれても答えに困る。歴史の授業で習った程度で漠然とは知っていても、浄土真宗がどんな宗教なのかをあまり考えたことがなかった。歎異抄にどんなことが書かれているのか、また親鸞がどんなことを説いていたのかが分かりやすい説明で書かれており、理解しやすかった。

  • 歎異抄を読んだときの???がだいぶ解けたかもしれない。

  • 日本人に最も親しまれてきた宗教書『歎異抄」を、無宗教者にも解りやすく解説してくれているのが、本書である。

    阿弥陀仏が万人を救うべく「南無阿弥陀仏」と念仏をとなえなさいとおっしゃった。

    心虚しゅうして「他力本願」にすがれるか。

    宗教と常識の違いなど、宗教に親しみを覚えることができる平明な解説書が本書である。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4480062378
    ── 阿満 利麿《無宗教からの『歎異抄』読解 200505‥ ちくま新書》
     

  • [ 内容 ]
    私たち日本人は、宗教について浅薄な知識しかもたぬままに「無宗教」を自認しがちだ。
    だが、信仰を得ることで精神的に豊かな暮らしを営む人びとも少なくない。
    はたして真の宗教心とはどんな生き方をひらくものだろうか?
    本書は、日本人に最も親しまれてきた宗教書『歎異抄』を、無宗教者の視点から読み解くことで、無力な自己が自由自在の精神をつかむ過程を明らかにし、「宗教とはなにか」に簡明率直に答える。
    宗教に関心を抱きながらも距離を感じてしまう現代人必読の入門書。

    [ 目次 ]
    第1章 宗教はなぜ「難しい」のか―『歎異抄』を読み解くために
    第2章 宗教は人を「幸せ」にするか―三つの問答(打算と信心;エクスタシーと死の不安からの解放 ほか)
    第3章 「無力な私」への目覚め―自己中心的思考と宗教(手段としての念仏;信じることと知ること ほか)
    第4章 「常識」を超える宗教―親鸞から唯円へ伝えられた信心(救済の条件―阿弥陀仏の名を呼ぶという行為;善悪を超える ほか)

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著者プロフィール

阿満利麿(あま・としまろ):1939年生まれ。明治学院大学名誉教授、同人誌「連続無窮」主宰。著書に『法然の衝撃』『親鸞・普遍への道』『歎異抄』『親鸞からの手紙』『柳宗悦』『『歎異抄』講義』(以上、ちくま学芸文庫)、『無宗教からの『歎異抄』読解』『人はなぜ宗教を必要とするのか』(以上、ちくま新書)、『日本精神史』『『往生要集』入門』『『教行信証』入門』(筑摩書房)、『選択本願念仏集』(角川ソフィア文庫)などがある。

「2023年 『唯信鈔文意』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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