四〇歳からの勉強法 (ちくま新書 567)

著者 :
  • 筑摩書房
3.14
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本棚登録 : 171
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480062673

作品紹介・あらすじ

雇用なき成長という経済環境のなかで、ビジネスマンの側は自分の市場価値を高めるための努力を強いられている。ただ、そのための勉強本は数多く出版されているが、そうした本の著者のほとんどは学者や評論家で、読物としては面白くても、実際に使えるものは意外に少ない。では、役に立つ勉強法とはどのようなものなのだろうか。商社マンとして数冊の著書を持つ著者が、「時間をどう作るか」「効率的な情報収集はどうすべきか」「ビジネス英語の習得法」「ハウツー本の値打ち」など、自分の体験を整理しながらすぐに使える勉強法を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 「仕事しながら自分で身につけた本の読み方見つけ方私も」

  • [ 内容 ]
    雇用なき成長という経済環境のなかで、ビジネスマンの側は自分の市場価値を高めるための努力を強いられている。
    ただ、そのための勉強本は数多く出版されているが、そうした本の著者のほとんどは学者や評論家で、読物としては面白くても、実際に使えるものは意外に少ない。
    では、役に立つ勉強法とはどのようなものなのだろうか。
    商社マンとして数冊の著書を持つ著者が、「時間をどう作るか」「効率的な情報収集はどうすべきか」「ビジネス英語の習得法」「ハウツー本の値打ち」など、自分の体験を整理しながらすぐに使える勉強法を提示する。

    [ 目次 ]
    第1章 どうやって時間を作り出すか(人生最大の難題;年間六〇〇時間を作る ほか)
    第2章 よい本はこうして選ぶ(勉強の王道;「借りる」より「買う」 ほか)
    第3章 新聞・雑誌をどう読むか(必要悪としての新聞;週末のまとめ読み ほか)
    第4章 わたしの英語上達法(英語に憑かれた日本人;会話幻想を捨てる ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 38664

  • 前半部分、時間とそれに合う作業についての部分や、後半部の英語学習についてoralに偏らない。という部分には共感した。ガジェット等電子デバイスには言及せず、オーソドックスな内容。

  • 2010/04/04

  • "能力と価値を高めるための勉強法を 時間の作り方、読書の仕方、新聞・雑誌の読み方、英語の勉強の仕方の4つから綴っている。読んだとき、気になった本やコメントがあった。
    英語学習の本
    ・「ハウツー・ビルド・ア・ベター・ボキャブラリー」
    ・「ワード・パワー・メイド・イージー」
    ・「ザ・エレメンツ・オブ・スタイル」"

  • 【読書・勉強】四〇歳からの勉強法/三輪 裕範/20150205(17/301)<222/3553>
    ◆きっかけ
    ・先日、50歳からの知的生活術を読んだ際、巻末に同著者の紹介あり。

    ◆感想
    ・著者は、伊藤忠経済研究所の現役商社マン。学者やエコノミストが記した空論や理想ではなく、実ビジネスマンの生活に即した勉強法という印象。
    ・時間のねん出は、限られた時間で、朝、昼休み、細切れ時間、週末まとめた時間等々あり、どれも想定内。しかし、ねん出した時間でいったい何をやるか?それをやるのにどれだけの情熱をもてるか次第だと思う。ようは、頭で時間のねん出の大切さがわかっていても、そのやる気がなければどうしようもない。これは結局、自分の人生をどうするか?という究極的な問いにも繋がる。
    ・選書方法は参考になった。あれもこれもというより、選出にもっと重きを置くべき。

    ◆引用
    ・企業が求める人材:全般的に能力が高く性格が良い人=>多少性格的に難点があっても、特定の分野で非凡なものを持っている人
    ・コアスキルに1万時間注ぎこめ=大学博士号取得に費やす時間に相当
    ・早起きの効用
    ・昼休みの大活用
    ・太宰治 眉山、饗応婦人、芥川 羅生門、鼻
    ・経済誌のきになった記事をコピーとっておき、仕事の合間に読む
    ・どれだけ自分のための時間を作り出せるかということは、自分の人生に対する欲の関数。最大限に自己実現して、悔いのない人生を送るためには、自分の人生に対して最大限欲張りになり、その実現に向けて、最大限自分のために時間を作り出さなくてはならない。。時間に強欲になることは美徳である=古代ローマの哲学者、セネカ
    ・新聞を読んで得た知識だけでは、単なる物知り。それだけでは人から一目置かれる存在にはならない。新聞は基礎情報、そこからどれだけ自分で付加価値をつけられるかが勝負。
    ・時間は消滅するものなり。かくして、その罪はわれらにあり。=オックスフォード大、オールソウルズカレッジ
    ・読書の目的:①教養、②情報、③娯楽
    ・選書眼を養う=身銭を切って思考錯誤=所有する=精神の巣作り(一冊また一冊と買ってそれで自分のまわりを飾り、精神を作る、するとそこに自分の世界が出来上がる。本は他人が書いたものだから並べても意味がない、わけではない。その本を選んだとたん、それは自分の世界になる)
    ・選書方法:①目次とまえがきを読む、文体や言葉遣い、文章のリズムが自分にあってるか。②文章の論理と明晰性、③文章中の形容詞の使い方、本来、形容詞は最小限にとどめるべき。④著者、1)ジャーナリストが書いたのは買わない(内部暴露的が多く歴史観と深みに欠ける。)2)大学の先生なら、助教授と講師がかいたものを優先(自分の業績 を作ろうと一生懸命)、3)教授なら60歳以上(執筆という面倒なことをあえてやっている)
    ・アウトプットとインプットのバランス。書きすぎの著者は中身が薄い。
    ・日本の書評:広告と見間違うばかりの提灯持ち書評が多い。
    ・お手軽本:初心者向け、図解雑学○○、早わかり○○、三日でわかる○○、PHP,日経ビジネス文庫、知的生き方文庫
    ・新聞:事実記事と憶測記事を区別する
    ・日経、大磯小磯(シンクタンクのエコノミスト、経済学者、評論家等が匿名、匿名性により、所属組織のスタンスに縛られることなく、遠慮なしに思い切って書ける)

  • 40歳からの学習方法について書いてある本。2005年発行なので時代的には少し古くなったが、方法論としては知的生産の技術につながることがある。

    時間の作り方、本の選び方、新聞や雑誌の選び方、英語の習得方法にわかれているが、学者ではなく、ビジネスマンとして何が必要なのか、どのように活用すればよいのかをまとめていると思う。

    重要なことも書いてあるので、一般教養的の充実のためにも読んでみるのもよいと思う。

  • 社会人が仕事をしながら、勉強する方法、新聞の読み方等を紹介した本。
    日々1時間でもいいので継続して勉強することが、いかに重要かということを実体験を踏まえて書かれている。
    英語の勉強方法は、「正しい文章ではないが、相手に通じれば良い」という風潮には批判的で、長文を読む事が重要だと言っている。その中で、大学受験レベルの勉強がビジネスマンには非情に有効であると言っている。
    勉強に役立つ本も紹介されているので、今度本屋で探してみたいと思う。
    また、新聞の効率的な読み方は、自分も実践したい。

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著者プロフィール

神戸大学法学部を卒業後、伊藤忠商事に入社。1991年にハーバード・ビジネス・スクールにて経営学修士号(MBA)を取得後、ニューヨーク店経営企画課長、大蔵省財政金融研究所主任研究官、経団連21世紀政策研究所主任研究員、伊藤忠商事会長秘書、調査情報部長、伊藤忠経済研究所長等を歴任。その後、伊藤忠インターナショナルSVP兼ワシントン事務所長を務める。

「2024年 『TOEIC®L&Rテスト Part5 至高の1500問』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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