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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
研究しがいのある単語だこと。
単純にプラスな褒め言葉だと思っていたものも、無情な分析のもとに突きつけられてよくよく見てみれば、嫌悪さえ生じさせる。
【自分のための読書メモ】 「本書は、「かわいい」を21世紀の美学として位置づけ、その構造を通時的かつ共時的に分析する、初めての試みである」とある。 抽象的な概念である「かわいい」を筆者がどの様に切りとっていくのか、期待して手にとる。そして、あわよくば、そのアプローチ方法を用いれば、他の概念も、パッサパッサと自分で切っていくことができることも期待。 読後感としては、どちらかというと、や... 続きを読む »
(「BOOK」データベースより)
世界に冠たる「かわいい」大国ニッポン。キティちゃん、ポケモン、セーラームーンなどなど、日本製のキャラクター商品が世界中を席巻している。その市場規模は二兆円ともいわれ、消費社会の文化商品として大きな意味を担うようになった。では、なぜ、日本の「かわいい」は、これほどまでに眩しげな光を放つのか?本書は、「かわいい」を21世紀の美学として位置づけ、その構造を通時的かつ共時的に分析する、はじめての試みである。
可愛いから始まりキモカワイイ、萌えまで含んだ一冊。そういう視点からも見れるのか・・!という、可愛いについていろいろ考えれる新鮮な一冊。
ライトな現代文化論。「かわいい」にはこういう面もあるよ、こういう面もあるよ。ホラ、「かわいい」って不思議じゃない?すごく興味深くない?と提案してくる。
アウシュビッツの猫や双子の写真で言及しているように、「かわいさ」って残酷さや不気味さを示すときもあるよね。どういったときにそう思うのだろう。「美しい」という言葉にもそういう面はあるが、なぜだろう…と、こんな感じで作者の思惑にはまる訳ですねわかります。
「かわいい」は今や日本のサブカルチャーとして確立された言葉だ。「かわいい」とは何だろう。世界の「かわいい」と「かわいい」を取り巻く日本の状況や経済、女性誌やオタクカルチャーから読み解く。「かわいい」ものが好きな女性のひとりとして、とてもおもしろく読みました。まさかイタリアでセーラームーンが放送されていたとは。
雑誌の描くかわいいが面白かった。知らず知らずのうちに思想を植え付けられてるんやな。スーベニールの効果については卒論にも使えそう。もっと90年代後半のことを知りたくなった。かわいいの起源。
かわいい=無垢で残酷で小さいもの。これって、少女と同義語じゃないかな?
この本を借りるのに地元の図書館と大学の図書館をハシゴして、借り出されていなかった大学で借りました。が、この本が地元では芸術のところ、大学では社会学のところにおいてあって分類が違っていたんですね。どっちの内容かなと思って読んでいきました。
サブカルを取り上げているあたりが社会科学?社会学は何で学問になるって聞いたことがあるし・・・。
以下に図書館の選定が難しいかを知る一端を垣間見ることができたのではと考えます。
かわいくない物もじっとつきあっているうちに、段々かわいくなってゆく。その過程がかわいいんです。
とちゅうであきたー
そんないろいろ考えてかわいいを使ってはいないよ
四方田さんによる書名どおりの内容の本。もはや「言わずと知れた」と形容したほうがよいかもしれないくらいに著名な一冊でございます。 書名が全てを表しているように、日本独自の感性である可能性もある「かわいい」に関して網羅的に述べている。それこそ、連綿と続く日本文化の中の「かわいい」を紡いでみたり、一般的に「かわいい」がどう捉えられるのかを論じてみたり、メディアがどう「かわいい」を利用しているの... 続きを読む »
ノスタルジアと「かわいい」、特にスーヴニールに関する部分は、前期に履修した美学概論の講義内容とリンクする部分が多くて面白かった。あとはグロテスクと「かわいい」の関係も興味深かったー!
これほどまでに多角的に「かわいい」に接近した本はなかった。
「かわいい」は日本独特のニュアンスを持っているんだなと思った。
ただ、読んでいくうちにわけがわからなくなっていった。
本を読むときの1つの楽しみは、頭のいい人がすっきりと言葉にしてくれること。
おじさんもぼうさんもアイドルも男子も女子もキティちゃんもブロッコリーもなんでもかんでも「かわいい」の違和感。俯瞰する、というところまでしか行ってないような気もしているけれど、言葉にするという試みは大事だし、細かく分けていく、わかっていることを見直す。ありのままを受け入れる。
「かわいい」とは何か、
日本人はいつから「かわいい」を連呼するようになったのか、
「かわいい」は何から生じているのかなどについて、
文化的側面から考察している。
普段よく使う言葉の裏に隠された日本の文化を再発見できる一冊。
マンガ・アニメなど日本のポップカルチャーを特徴づける要素のひとつに「かわいい」があるのは間違いない。そして近年、世界に広まった日本語のなかでも、いちばんポピュラーなのが「かわいい」ではないだろうか。しかし、世界でこれほど人気の「かわいい」カルチャーを正面から論じた本は意外と少ないようだ。その意味でもこの本は貴重だ。著者は、比較文学などを専攻し、映画史などを教える大学教授だという。 著者による... 続きを読む »
学校の先生が「かわいい」について批判的な立場で話していたことがあったので手に取ってみた。
日本語の「かわいい」に完全対応する外国の言葉がないってことは、「かわいい」は少なくとも日本でだけ注目されてきたもの。枕草子まで「かわいい」を遡った部分が面白かった。
時々よく分からないことが書いてあったり、恐ろしく深読みしていたりするけど、少なくともモラトリアムの女の子たちにとって「かわいい」は最上級の肯定語であり、それ以上の意味もそれ以下の意味もないような気がする。むしろ「かわいい」と言われることで、対象が「かわいく」なり、そのために「かわいい」を追及する、というか。
「かわいい」論っていう存在自体は、
画期的で面白く、納得。
何らかのオチを求めてたわけでもないけど、
終盤のしりすぼみ感とまとめには、しょぼん。
[ 内容 ] 世界に冠たる「かわいい」大国ニッポン。 キティちゃん、ポケモン、セーラームーンなどなど、日本製のキャラクター商品が世界中を席巻している。 その市場規模は二兆円ともいわれ、消費社会の文化商品として大きな意味を担うようになった。 では、なぜ、日本の「かわいい」は、これほどまでに眩しげな光を放つのか? 本書は、「かわいい」を21世紀の美学として位置づけ、その構造を通時的かつ共時的... 続きを読む »

≪目次≫
第1章 「かわいい」現象
第2章 「かわいい」の来歴
第3章 大学生の「かわいい」
第4章 美とグロテスクの狭間に
第5章 小さく、幼げなもの
第6章 なつかしさ、子...





