使えるレファ本 150選 (ちくま新書 575)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 579
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480062826

感想・レビュー・書評

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  • 2006年刊行。

     よのなかの仕組みを知るには、図鑑・辞書などのレファ本は不可欠だが、本書は、著者の目線において有益とされるレファー本を、歴史・文学・理系・比較・言語等各領域毎に区分して紹介する。

     本書の利用価値は高いと思うが、ただ一つだけ異論がある。
     世界史(の高校教科書)においては、著者の挙げる「詳説世界史」よりも「新世界史」(いずれも山川出版社ではあるが…)の方が、個人的には読みやすいと思っている。教科書らしい簡潔さと、情報量を減らしても因果の流れを重視した叙述がなされているからだ。

  • 20140608、読書は1冊のノートにまとめなさい に記載有り。

  •  先日も、「編成」と「編制」をどう使い分けたらいいのかと思いネットでいろいろ調べてみたのですが、どうもはっきりしたことが分からない。じゃあということで、手元にあった辞書も見てみましたが、ちょうどいい例文がない、というようなことがありました。

     ちょっとした調べ事ならGoogleで済ませてしまうこともままありますが、やはりここ一番というときはレファ本、いわゆる参考図書が役に立ちます。この本は、著者が使えると思うレファ本を、様々な分野から150冊も紹介しています。中には、数万円もする高価なものもありますが、2~3千円の手頃なものもあり、まずは、自分が必要な分野から集めてみてはいかがでしょうか。

     私が気になっているのは、『値段の明治大正昭和風俗史』と『要約世界文学全集』です。特に、世界的に有名な文学作品でも、私はほとんど読んだことがないので、せめて要約でいいので、内容を把握しておきたいです。

  • 筆者の執筆の際に資料としてよく引用や参照をする本をまとめたもの。

    図書館のレファレンスブックの本かと思ったので、ある意味では期待はずれ。だが面白く読んだ。

    特に筆者の関心の中心にあるらしい政治・経済関連の”レファ本”(筆者による造語らしい)には興味深いものが多く、非常に参考になった。

  • やっぱ僕、ブックガイドは好きす。ここからまた、新しい書との出会いがあるんだと思うと、否が応にもワクワクしちゃう。で、これは目線が独特で、なかなか取り上げられることのない“レファ本”のブックガイド。色んな本を手当たり次第に読み漁るのも大切だと思うけど、少ない時間を有効活用しようと思ったら、まずあたりをつけるための指標になる本も必要。そうなると、どんな分野でもまず網羅的に取り扱っている本が有難い。その上で、気になるところは詳細にすすんでいけば良いし。当たり前のことだけど、改めてその事実に気づかされた次第。さて、まずはどの本からいっときましょうか。

  • 辞書、事典、年鑑、白書、教科書などのレファ本の紹介本。へぇ、こんな本があるんだ、と思ったのがいくつか。この本で紹介されていた本で既読または所有している(していた)のは9冊ほど。

  • さらっと読了。
    何かあったときにまたひらきたい

  • レファレンスの資料として参考になるとともに、調査の重要性を示唆。

  • 三葛館新書 015.2||HI

    レファ本とはレファレンス本=参考図書のことで、参考図書とは調べ物をするための本のことです。
    本書では14のテーマに沿って、150ものレファ本を紹介しています。
    「みなさんこれが敬語ですよ」「現代若者コトバ辞典」「テレビバラエティ大笑辞典」等々、読み物としても面白そうな本がたくさん紹介されています。
    何か知りたいことができたら、まずこの本でどの本を読めばいいか調べてみてはいかがでしょうか。

    和医大OPAC →http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=57766

  • 調べたいことは、本の中にある。

    インターネットは万能のように見えて、俯瞰できるという本の強みは不変。レファ本は値段も張るし、なかなか個人では所有しにくいけれど、こういう本を備えたい。出版社もがんばってこういう本を出し続けてほしい。そのためには、買わないとダメだけど。

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著者プロフィール

1958年、長野県に生まれる。東北大学法学部卒業後、販売、配送、書籍の編集、コピーライターを経て87年より作家・ジャーナリスト。著書には、『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫、新潮ドキュメント賞受賞)、『世間のウソ』(新潮新書)、『ラクをしないと成果は出ない』(だいわ文庫)、『情報への作法』(講談社+α文庫)など多数。

「2011年 『つながる読書術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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