現代語訳般若心経 (ちくま新書 615)

著者 :
  • 筑摩書房
3.67
  • (62)
  • (92)
  • (113)
  • (16)
  • (4)
本棚登録 : 1056
感想 : 100
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480063199

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 相当わかりやすく書かれているのだろうが自分の頭では一割も理解できなかった。
    脳科学や原子論に通ずるところがあるのに驚いた。
    益々、興味が湧いた。

  • 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是。平易な言葉での解説、ほんわかとしたイラストがあり読みやすかった。般若心経の教えは宗教というより認識論だ

  • 仏教は面白いですね。
    何千年という時をかけて人間が見失ってきた真理が般若心経の262字の中に凝縮されている気がします。
    本書を読む事で、「五蘊は皆空」という意味が理論的に理解できます。そして肝心の実践方ですが、実はそれは般若心経に書かれています。
    その実践方法とは経文を唱えるというおまじないであるのですが、意味の分からないおまじないを唱えようと思うにはそれなりの動機が必要ですよね。
    その動機というのが空を体感し知慧を得ようという事になるんですが、この空という考えが非常に面白いです。普段の私達の考えの延長線上には絶対にありません。なぜなら私達の脳が空へのバイアスをかけているからです。仏教はこのバイアスを取り除く脳への挑戦だと捉えました。面白いです、仏教。

  • 般若心経をわかりやすく説明。だが、結局、般若心経にもちろん意味はあるが、凡人の理解の範疇ではなく、唱えること・言葉の響きに効果がある、と。

  • 知ってるようで知らない般若心経。とっかかりとしてお勧めです。

    わかりやすいとは言え、そこかしこに難解な文字や言葉や考え方が登場します。

    が、気にせず読み進めることのできるやさしががあふれた本ですね。

    ぜひ!

    【2013.5.3追記】

    今見ているものは「ある」のか「ない」のか。今感じているものは「ある」のか「ない」のか。

    見たり感じたりしているあなたは「いる」のか「いない」のか。

    読むたびに色々と考えさせられます。

  • [ 内容 ]
    人はどうしたら苦しみから自由になれるのだろうか。
    私たちは、生まれ落ち成長するにしたがって、世界を言語によって認識し、概念を動員して理解する。
    それは、社会で生きる以上不可欠なものかもしれないが、いっぽうで迷いや苦しみの根源でもある。
    『般若心経』には、そうした合理的知性を超えた、もうひとつの「知」が凝縮されている。
    大いなる全体性のなかに溶け込んだ「いのち」のよろこびを取り戻すための現代語訳決定版。

    [ 目次 ]
    1 「般若心経」(大本)の訳
    2 「般若心経」(小本)の訳
    3 「般若心経」(小本)の書き下し

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 色即是空空即是色。色も空も根本は同じだということ。。。深いな~

  • つまりはマジカル呪文だ!
    と思ったら違った!
    と思ったら結論的にはそうだった

  • 著者の「予断を持たない生き方」に触発されて買ったものの、積読状態。たまに読んでもさわりの部分だけで、いつになったら読み終わるのやら。でも、きっと読みたくなるときがくると思っているので、そのときまで辛抱、辛抱。

  • めっちゃおもしろい、そしていい意味で裏切られてどきどきはらはら。

全100件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

一九五六年福島県生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒業。八三年、天龍寺専門道場入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。花園大学仏教学科および新潟薬科大学応用生命科学部客員教授。二〇〇一年「中陰の花」で芥川賞を、一四年「光の山」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に、『禅的生活』(ちくま新書)、『荘子と遊ぶ』(ちくま文庫)、『やがて死ぬけしき』(サンガ新書)、『竹林精舎』(朝日新聞出版)などがある。

「2020年 『なりゆきを生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

玄侑宗久の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×