頭がよみがえる算数練習帳 (ちくま新書 620)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 82
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480063212

作品紹介・あらすじ

年齢を重ねると、人は知らず知らずのうちに一定の思考パターンから抜け出せなくなりがちです。頭がコチコチに固まってしまうその前に、もう一度、自由で豊かな子供の発想力を育んでみてはいかがでしょうか。本書では、柔軟にモノを考え抜く力を鍛えるために、愉快にして(ほんの少々)てごわい、選りすぐりの算数問題を用意しました。平明かつ軽妙な解説をたよりに、臨機応変な解き方を実践してみてください。発想の境界線を突き抜けて、「しなやかな頭」をよみがえらせましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 2006年刊行。サイエンスライター・作家(個人的には「サイエンスZERO」のナビゲータの印象)として有名な著者が、算数的発想で取り組める問題を厳選。

  • さすが竹内薫の手による数学本、ハズレはないですね。色んなところでゲームの「レイトン教授」のことが頭をよぎりましたが、それだけ普遍的な基本問題ってことなんでしょうね。もちろん頭を柔らかくせんと手に取ったんだけど、その気構えもあって、思わず鉛筆片手に取り組んじゃいました。楽しかったです。やっぱり、ちょくちょく数字の問題にも当たっとかないとダメですね。

  • 算数の時代からの、筋金入りの数学嫌いの私。
    でも、この本を読んで、「もしかすると算数好きかも」と思えた。
    そうして、算数がちゃんと中学以降の数学につながっていくのだという理解もできた。

    いろんなやり方を、ああでもない、こうでもないと考えるのは割と好きだ。
    だから、いろんな解法を取り上げ、どういう発想なのかを解説してくれる本書により、多少頭が整理できた。
    そして、なぜ自分が算数ができなかったのかも、逆説的だけれどわかってしまった。
    まず時間がかかること。これでは授業についていけない。
    それだけではなく、考えたものをどう記録するか、もっと言えば図の形でわかりやすく記録することができなかったこと。これでは、せっかく考えたことが後につながらない。
    私のような子どもは、江戸時代の寺子屋なら生きていけたのかも?

  • [ 内容 ]
    年齢を重ねると、人は知らず知らずのうちに一定の思考パターンから抜け出せなくなりがちです。
    頭がコチコチに固まってしまうその前に、もう一度、自由で豊かな子供の発想力を育んでみてはいかがでしょうか。
    本書では、柔軟にモノを考え抜く力を鍛えるために、愉快にして(ほんの少々)てごわい、選りすぐりの算数問題を用意しました。
    平明かつ軽妙な解説をたよりに、臨機応変な解き方を実践してみてください。
    発想の境界線を突き抜けて、「しなやかな頭」をよみがえらせましょう。

    [ 目次 ]
    はじめに なぜ算数で頭がよみがえるのか
    第1章 もしも…だったら?―すべての基本はナントカ算にあり
    第2章 問題を視覚化する―ビジュアルで発想の幅を広げる
    第3章 ひらめくまで待って―パターンで全体像を見る
    第4章 算数力は国語力も必要とする―さまざまな文章題
    第5章 算数にも「文法」はある―ロジックとはなにか
    第6章 しなやかなアタマ―発想の壁を突き破る

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    [ 参考となる書評 ]

  • 算数の問題なんて、大人になったら解く機会がないので、久しぶりに算数の問題を解きたい人には最適な内容だと思います。

  • 柔軟にモノを考え抜く力を鍛えるために、愉快にして(ほんの少々)手強い、選りすぐりの算数問題を用意。発想の境界線を突き抜けて、「しなやかな頭」のよみがえりを!
    ※算数は数学以上に難しい、そう思います。

  •  暇なときに解くと頭の柔軟体操になっていい感じです。p82ページの問題がいまいち頭に入ってきません…

  • どうせ頭が固くなってるさ!〜つるかめ算・ニュートン算・フラクタル〜面倒になって,斜め読みしてしまった。ああ・・・わかった!わかった!どうせ頭が固いですよ。

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著者プロフィール

たけうち・かおる サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。フリースクール「YES International School」校長も務める。著書に『99・9%は仮説』(光文社新書)、訳書に『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』(ポール・ナース著、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『人と数学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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