つっこみ力 (ちくま新書 645)

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  • 筑摩書房 (2007年2月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480063472

つっこみ力 (ちくま新書 645)の感想・レビュー・書評

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  •  新聞やテレビなどのメディア報道はそれぞれの思惑で情報を選んで放映しているし、何かいろいろの論の根拠となる「データ」なるものも、おしなべてなにかの意図を持って作られているんだよ、という所謂メディアリテラシーとデータリテラシーについての話。
     で、その「意図」にたいする「つっこみ力」という一冊。作者は千葉県民の30代イタリア人、ということである。ここにつっこむのは負けな気がする。

     非常に明晰な書き手だと思いました。いや、いやみではなく。ここ最近読んだ書き手の中でも、もっとも頭脳回路がすっきりはっきりしている。
     とりわけデータリテラシーに関しては、失業率と自殺率との関係性を示すデータについての意図や、どうやって本来の意図を隠すかという手法について非常にわかりやすく啓いてくれています。この本で「つっこみ力」を鍛えよう、ということではないけれども、ただ「データ」なるものの楽しみ方、読み方および醍醐味という点を、かなり筋道立てて書いてあってすこぶるヨロスイ。

     ネット上の情報に少しでも携わる気持ちのある人は、考え方の指標として是非読んでおいていい一冊なんじゃないかしらん。短いし。漫談だし。
     で、おそらく日本にいる外部者としての「イタリア人」じゃないと書けない。その辺の謎ぶりがものすごくいいセンスなんですな。
     そして、あんまり有名な出版社でも無名な出版社でも出せない本です。という意味では奇跡かもしれない。
     筑摩の、いい仕事です。

     この作者には会ってみたいなぁ。

  • 藤澤友紀子さん(情報メディアセンター) 推薦

    データは社会の真実を表したものではない。そのデータは社会現象の一部を切り取った都合の良いものでしかない。社会で起きていることすべてを鵜呑みにするのではなく、一度立ち止まって自分の頭で考えてみよう。

  • 同氏の『反社会学講座』に比べて、内容が薄く、主張がはっきりしている。
    新書という形態に合わせたのか、あるいはこれ自体が新書のパロディなのか?
    どちらにしても相変わらず面白い。

    愛とは分かりやすさである、か。なるほど。

  • おもしろく、不真面目な感じがするけど、とてもまともで真面目な本。

    データとの付き合い方を見直したくなった。
    でも、この本の著者パオロさん(日本人)の「反社会学講座」を読んだことがある方は読む必要はないかも。結構似たような内容だったので。

  • 反社会学講座を読んだのであるならばこの本を読む必要はないと思う

    笑いに関して前傾姿勢になりすぎて、そこまでしなくてもよろしいんじゃないかとこちらこそつっこみを入れたくなってしまう

    まあそれだけに前作が良かったという話なのかもしれない

  • 要は、きれいにまとめられたグラフとか表とかに騙されてはいけませんよ、と。
    確かに、こういう視点を常に持っておくのは、結構大事。

    ただ、こんな長々と書くほどの話では、絶対にない(笑)

  • ふざけた帯だが、内容は至って真面目。真面目というか、世相を切る。

    統計学、社会学なんてものがいかに怪しく胡散臭いかをズバッと切り捨てている。とても納得できる一冊。
    メディアリテラシーなんてものに翻弄される人間が多いのも確か。

    社長のボーナスって、法人税がかかるんですね。

  • 実践しています(笑)

  • 世の中をよくしていくために、「正しい」議論をしていこう!ってそれは大いに結構ですけど、でもその議論、実は誰も聞いていなかったりなんかしてません?ちょっと、エンターテインメント性に欠けてない?そこで本書でおすすめするのは四角四面な議論や論理が性にあわない日本人におあつらえ向きの「つっこみ力」。謎の戯作者パオロ・マッツァリーノによる本邦初の「つっこみ力」講演(公演)会、おせんにキャラメルほおばりながら、どうぞ最後までお楽しみくださいませ!(表紙裏より)

    この世に溢れる「常識」を鵜呑みにせず、その裏表・ウソホントをいかに冷静に検証すべきか…痛感しました。世の高校生・大学生ぐらいの方に是非一度手にとってもらいたい一冊です。

  • パオロ・マッツァリーノという胡椒臭いおじさん(パオロさんごめんなさい)によるつっこみ力談義。ポイントは愛(わかりやすさ)と勇気(権威へのつっこみ)、そしてお笑い(おもしろさ)!批判でなくつっこみを。正しさにはおもしろさを。そんな感じ。読むとなぜか元気になります。

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