サムライとヤクザ―「男」の来た道 (ちくま新書)

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著者 : 氏家幹人
  • 筑摩書房 (2007年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480063816

サムライとヤクザ―「男」の来た道 (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 武士道と任侠道。
    そのルーツを辿る一冊。
    俠客という言葉、古くは紀元前の中国前漢、後漢の時代から使われていたようだ。

    現在で言うところの任侠者の始まりは、戦国時代の終焉によって武将や大名に上昇転化し、徳川体制に組み込まれていったことによる。天下泰平の世を生んだ家康は、戦国の血生臭い「男道」を儒教的倫理で彩られた「武士道」に転化させた功労者言える。

    江戸時代から幕末にかけ、明治、大正、昭和と、その変遷を見ていくと、警察とヤクザの癒着の理由が見えてくる。もはや、文化なんだな。

    しかし、「強きを挫き、弱きを援け、真なる公平を...」って、共産主義じゃねーかい?なんて、思ったり...

    とにかく、「男」について沢山アプローチされた一冊でした。

  • 武士とヤクザはどのように接合されてきたのか、という一点に絞ったきわめて興味深い読み物。「再びいう。史料は少ない」などという書きぶりはなかなかのもの。今日、この「男論」は尊重し珍重すべし。

  • 所在:展示架
    資料ID:10701317
    請求記号:210.5||U57

  • 感想未記入

  • 日本の文化って二元論で割り切れるモノではなくて、清濁併せ呑む形で良く言えば勇猛な部分、悪く言えば暴力的な部分を受け入れてきたのだということが分かった。

  • 江戸以降の、いわゆる「男らしい」歴史上の人物を取り上げ、その変遷を紹介。
    一例、一例ずつ見ていく方法は良いし、文章は読みやすいけれど、淡々とした紹介がずっと続くので、少し冗長な感じがした。
    タイトルにある「ヤクザ」については、最終章で取り上げるのみだし、「サムライ」と「ヤクザ」の類似点、相違点、比較検討はエピローグの最後に少し触れられてるだけ。
    このタイトルをつけるにしては、比重に偏りがないか?

  • [ 内容 ]
    なぜ政治家も企業家もヤクザに引け目を感じるのか。
    「ヤクザは武士道の継承者」説が浸透しているのは何故か。
    本書は武士と任侠の関係を「男らしさ」の来歴という観点から読み解いていく。
    戦国の世から徳川の泰平の世への転換と軌を一にして、戦士の作法だった「男道」は色あせ、役人の心得である「武士道」へと様変わりする。
    江戸前期に鳴らした「かぶき者」が幕府から弾圧されると、「男」を継承したのは江戸の藩邸が雇い入れた駕籠かきなど町の男達だった。
    武士が武威を彼ら荒くれ男に肩代わりさせた帰結が、幕府のあっけない倒壊…。
    武士道神話・任侠神話を排し史料の博捜により明らかにする「男」の江戸時代史。

    [ 目次 ]
    1章 男とはなにか
    2章 逸平と金平
    3章 任侠の精神
    4章 男の色
    5章 新しい男たち
    6章 されど武士の一分
    7章 悪の華
    8章 戦士失格
    9章 ノーブレス・オブリージュ、ヤクザ

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 男の美学といえば、日本人なら任侠。

  • かつての「かぶき者」と現代のヤクザ。
    医は仁術と言うけれど、政は任侠かなぁ・・・

    いろんな資料を当たって書いてはあるんだけど、繋がりを辿り辛かった。
    あまり向いてなかったな

  • 「男らしさ」とは、の視点から武士と任侠の関係に迫る。戦国の世が終わり、武士が武士らしくなくなった後、その心意気は駕籠かきや火消しに受け継がれ、これがのちに任侠の世界に、という。
     著者が他の本で書いていることとダブル部分が多い点をどうみるか。

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氏家幹人の作品

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サムライとヤクザ―「男」の来た道 (ちくま新書)の作品紹介

なぜ政治家も企業家もヤクザに引け目を感じるのか。「ヤクザは武士道の継承者」説が浸透しているのは何故か。本書は武士と任侠の関係を「男らしさ」の来歴という観点から読み解いていく。戦国の世から徳川の泰平の世への転換と軌を一にして、戦士の作法だった「男道」は色あせ、役人の心得である「武士道」へと様変わりする。江戸前期に鳴らした「かぶき者」が幕府から弾圧されると、「男」を継承したのは江戸の藩邸が雇い入れた駕篭かきなど町の男達だった。武士が武威を彼ら荒くれ男に肩代わりさせた帰結が、幕府のあっけない倒壊…。武士道神話・任侠神話を排し史料の博捜により明らかにする「男」の江戸時代史。

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