頭脳勝負: 将棋の世界 (ちくま新書 688)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 215
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480063922

作品紹介・あらすじ

最高の頭脳同士が死力をふりしぼって戦うゲーム「将棋」。しかし、そこで競われているのは、脳の働きだけではない。集中力、決断力、構想力、心理的駆け引き、あるいは研究者としての力量…。人間の総合力が試されているのだ。本書では、一見難解そうなこのゲームの味わい方を、トッププロが多様な観点から解説。加えて、全くの初心者にもやさしい「ルール解説」「メディア案内」、極上の知的パズル「詰将棋」も付録として収録。最上の知的ゲームの楽しみ方がこの一冊でわかる。

感想・レビュー・書評

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  • プロの将棋棋士の渡辺明が将棋の魅力を紹介した一冊。

    対局中の棋士の心理に焦点を当てており、専門誌でもなかなかない内容。また、渡辺氏のしゃべり?上手もあって楽しく読めた。

    将棋をあまり知らないけど、興味あるよという人にお勧めできる。

  • 棋士への歩みがリアルな目線で綴られている。
    今ではいつも上位にいる渡辺棋士だが、現在に至るまでこうした時代があったと思いながら楽しく拝読した。
    将棋のさしかたもあり、成る程なと将棋が身近に感じました。
    同期やライバル、目標とする先輩、そんな紹介もあり渡辺棋士により興味が持てた一冊。

  • 将棋について感心のある人に推薦できる本である。
    この本の内容として、誰にでも分かりやすく書かれていて
    将棋を初めたいと思っている大人には、おすすめである。
    また、子供でも分かりやすいように書かれているので、
    親子でこの本を読むこともできるほんである。

  • 将棋のおもしろさを改めて感じさせてくれる一冊

    難しい解説や定跡はさておき、対戦中の心理や戦略を知ることができ、なんだか読むと将棋を指したくなる良書です。

  • 駒の動かし方はわかる、というレベルの人が将棋観戦をするうえで(将棋を指すうえでではない)どのへんを見れば面白いのか、盤上ではだいたいなにが起きているのか、というのがかなり丁寧に書かれている「将棋観戦の指南書」。
    あと、見出しの上に何故かダガー(†)が付いてるんだが、ちくまに限らず新書ってこのあたりの校正(ちゅーかそれ以前のレベル)がクソなものが多い。

  • 将棋の解説も多く、
    将棋を全く指さない私には
    あまり面白くはない本だった。
    でも日本将棋連盟の改革案は
    ちょっと面白いと感じた。
    でもつくづく私は
    ゲームとしても将棋に
    興味が無い事を理解した。

  • ボナンザと対戦した棋士の本。

    将棋の魅力を感じることができた。将棋ものめりこむとおもしろそう。

  • 渡辺明さんの「頭脳勝負(将棋の世界)」、2007.11発行、頭脳だけでは勝てない、プロとは何か、将棋というゲーム、激闘! の4つの章で構成されています。棋士と女流棋士の違いがよくわかりました。棋士は将棋連盟の正会員(正社員)で、女流棋士は将棋連盟に所属してるけど正社員ではないと。女流棋士はプロではないということからでしょうけど、私には不自然さと違和感を感じます。現在奨励会の三段リーグで頑張ってる里見香奈さん、西山朋佳さんに是非プロ(四段)になってほしいです!

  • この人、この本を書いたときまだ23才なんだ…。すごい。

  • コンピューターが進歩したら、もうプロ棋士はいらないのではないか?そう思っていた自分に対して一つの答えになる、人間同士の勝負の魅力について触れられている。とても面白かった。

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著者プロフィール

1984年東京生まれ。将棋棋士。1994年、奨励会入会。2000年、史上四人目の中学生棋士となる。2004年、棋界最高位の「竜王」を獲得。2008年、五連覇を果たし初代「永世竜王」の有資格者となる。以降、九連覇を達成。2013年、「王将」「棋王」を獲得し、三冠王となる。さらに2017年、棋王戦で五連覇を果たし史上二人目の「永世棋王」となる。趣味は競馬とフットサル。著書に『四間飛車破り』(全二巻、浅川書房)、『勝負心』(文春新書)、『渡辺明の思考:盤上盤外問答』(河出書房新社)等がある。

「2018年 『増補 頭脳勝負 将棋の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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