真理の哲学 (ちくま新書)

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著者 : 貫成人
  • 筑摩書房 (2008年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480064134

真理の哲学 (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    われわれは、ある限られた状況からの眺め・考え・感覚をたやすく真理ととりちがえてしまう。
    この病いを癒すためにもっとも有効なのが、ニーチェにはじまる二〇世紀の哲学にほかならない。
    真理の相対性を明らかにしたニーチェ、その生成メカニズムを分析したフッサール、われわれが真理をいかに生きているかを問い直すメルロ=ポンティ、そして、権力との共犯関係を暴くフーコーを軸に、さらに分析哲学の真理観までを紹介。
    現代哲学の、そして、われわれが生きることの入門書。

    [ 目次 ]
    第1章 真理の脱価値化-ニーチェ(“眺望固定病” 力への意志 “自我”“真理”“実体”)
    第2章 真理の生成-フッサール(“真理”の場所-志向性理論 自我という構造 超越論的速度性)
    第3章 生きられる真理-メルロ=ポンティ(原初的構造-『行動の構造』 “状況‐身体‐系”の力動的分析-『知覚の現象学』 “世界”の分節化?知覚
    肉)
    第4章 真理の政治性-フーコー(「理性」の他者-『狂気の歴史』 『言葉と物』 権力と生政治 言説が生成する場-力への意志
    フッサール、メルロ=ポンティ、フーコー)
    第5章 真理制作の方法-フレーゲからクワインまで(分析哲学の歴史 超越論的パースペクティヴィズムと分析哲学)

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    [ 参考となる書評 ]

  •  この本も「近代」を脱構築しようとする言説内容であるが、なぜかそのことを断っていない。断りがあるのとないのとでは、読者にとって本に向かう姿勢がずいぶんとちがうのにである。とくに哲学の素人である一般には、その断り書きは必要である。なぜなら、ほとんどの哲学書、ギリシャ時代を除くと、近代を再考し直すものばかりだからである。

  • ■目的
    ニーチェの思想がどういうもので、哲学史にどういった影響を及ぼしているのかを知る。


    ■本の内容・特徴
    「真理」についてニーチェ、フッサール、メルロ=ポンティ、フーコーの思想から解説。


    ■感想
    これは一般人には一度読んだだけでは理解できないのではないでしょうか。小難しい話が容赦なく出てくる出てくる。まず哲学の体系が分かっていないと混乱するし、解説も理解するには難しいと思います。
    私もよく分かりませんでした。悔しいですねぇ。しかし価値というものに本当の価値はないと考える私には、ニーチェの思想はとても面白いのです。難しい内容ではありますが、「真理」というものを多角な思想から書かれているこの本はしっかり押さえておきたくなりました。久しぶりに何度でも読み返したくなった本です。

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