中高一貫校 (ちくま新書 721)

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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480064264

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    はじめに 首都圏の二月一日
    序章  親の意志がすべてを決める時代へ
    第一章 中高一貫校とは何か
    第二章 中高一貫校の特徴
    第三章 中高一貫校の多様な校風
    第四章 よい中高一貫校の探し方
    第五章 中高一貫校の現状と課題
    終章 中高一貫校情報の見つけ方

    公立中学校・授業時間
    1972年 現代化カリキュラム
     合計2240 国語525 社会455 数学420 理解420 英語420
    1981年 ゆとりカリキュラム
     合計1925 国語455 社会385 数学385 理科350 英語350
    1993年 指導要領
     合計1885〜1995 国語455 社会350〜385 数学385 理解315〜350 英語350〜420
    2002年 指導要領
     合計1565 国語350 社会295 数学315 理科290 英語315
    2012年 新学習指導要領
     合計1925 国語385 社会350 数学385 理解385 英語420

    公立小学校・授業時間の推移
    1971年 現代化カリキュラム
     合計3941 国語1603 算数1047 社会663 理科628
    1980年 ゆとりカリキュラム
     合計3659 国語1532 算数1011 社会558 理科558
    1992年 指導要領
     合計3452 国語1601 算数1011 社会420 理科420
    2002年 指導要領
     合計2941 国語1377 算数869 社会345 理科350
    2011年 新学習指導要領
     合計3312 国語1461 算数1011 社会365 理科405 外国語70

    2012.11.25 借りる
    2012.12.03 読了

  •  中学受験がブームになって久しく、色んな中高一貫校が並んでいる中で、中高一貫校が生まれた歴史的な背景や、どんな中高一貫校があるのかということを中心に紹介している。
     中学受験をするためのノウハウ的なことを教えてくれる、というよりは、こんな学校やあんな学校があります、という学校紹介的な側面が大きい。その意味で、資金面や学力面などの「現実的」な部分が書かれていない訳ではないが、そこまでは視野に入っていないので、中高一貫校のパンフレットのような本になっている。
     でも、首都圏の話ではあるが、多様な中高一貫校の「分類」が示されているという点が、分かりやすくて役に立った。端的に言ってしまえばpp.122-3の「タイプ別中高一貫校分類MAP」が見れるだけでも、おれはいいと思った。もちろんこんな情報は、普通に塾に通えばタダでもらえたり、ネットで検索すれば出てくるようなものなのかもしれないけど、手元に置いておけるという点では良いのではないだろうか。ただ、首都圏以外の話は、飾り程度にしか書かれておらず、首都圏在住じゃない人にはほとんど参考にならないのではないかと思う。分厚くなっても良いので、それこそ地域ごとの「MAP」を掲載するとかではないと、この本自体が内容面でも形式面でも「教育の地域格差」を積極的に助長するということになってしまう。
     また、全く関係のないことになるが、著者は「日能研進学情報室」となっているのに、本文中に「個人的には」とか書いてある部分があって、お前は誰なんだよとか、違和感を覚えてしまう。著者を明記すべきではないのかと思った。(15/01/25)

  • [ 内容 ]
    いまや東京なら三人に一人、首都圏でみても五人に一人は、中学受験をしています。
    その受験校は、ほとんどの場合が中高一貫校です。
    では、どうしてこれほど受験が盛んになったのでしょう。
    大学進学に有利だから?
    教育熱心な家庭が増えたから?
    もちろんそれらもありますが、実は、それ以上に大きな魅力が、中高一貫校にはあるのです。
    歴史や校風の由来、そして受験情報の読み方、さらには学校選びの具体的な方法まで。
    小学生のお子さんがいるご家庭なら、ぜったいに知りたいポイントが満載。

    [ 目次 ]
    序章 親の意志がすべてを決める時代へ
    第1章 中高一貫校とは何か
    第2章 中高一貫校の特徴
    第3章 中高一貫校の多様な校風
    第4章 よい中高一貫校の探し方
    第5章 中高一貫校の現状と課題
    終章 中高一貫校情報の見つけ方

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 基本的データが羅列、若干学校の歴史などの概要紹介がある。

  • 偏った内容の本で、私にとっては参考にならないものだった。

    できるだけ全国の現状を概観するものにしようと、各地の学校についても少しずつ触れているのだが、すべて
    「教育は、国に管理される公立より自主的にカリキュラムを作れる私立」
    という前提で、全編を通じて強く「私立に行った方がよい」というメッセージを発している。

    本書の冒頭部分では説明されているが、本書にはタイトル通りに中高一貫教育のメリットやデメリット、現状といったテーマを期待していた。タイトルから、「学習塾の日能研が、こういう大づかみなテーマの本を出すのか」と。

    結局、受験ビジネスの雄がまとめた本である。「受験して、私立に行きなさい」と誘導しているだけだった。学校の評価も、結局最終的に進学実績をものさしにしていることに違和感を持った。受験塾に教育のテーマを期待した読み手が間違っていたと言えばそれまでだが・・・。得る物が全くないとは言わないが、残念な本だった。

  • 私立中高一貫教育への期待と実践。

  • 業界人にとっては、当たり前の内容ですね。

  • 2008/6
    新書のカタチをとった受験ガイド。日能研が編集しているだけもあり、多くの関東にある私学の特徴が紹介されている。
    でも、受験ガイドにすぎないことには変わりないので、どうしても興味がある人以外にはすすめられない。

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