エコノミック恋愛術 (ちくま新書 737)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480064363

感想・レビュー・書評

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  • ・人間は自分の一貫性のなさを後悔するのが大嫌い。後から辻褄合わせをすることがある。→価値評価を後から変える、記憶を書きかえる
    ・自分を売る際に指値がいいか、成り行きがいいか。大引けに成り行き注文(笑)
    ・何かの基準があって初めて価値の評価ができる(アンカリング・アンド・アジャストメント)
    ・予測できないということは常に新しいということ。「新しさ」というのが人間のやる気と幸福感に深く関係している。意外性を持って登場したものの方に強く心を動かされる。
    ・信頼抜きに愛はありえない。
    ・恋愛には明らかにアディクション(耽溺、依存)の関係がある。
    ・恋愛相手はリターンをもたらすとともに、リスクも抱えたリスク資産。
    ・あなたのパートナーは資産か負債か
    ・結婚はバブルである
    ・切り替えに要するユーザーの金銭的・時間的・精神的なコストの概念=スイッチングコスト
    ・マイケル・ポーターの『競争の戦略』:競争の基本戦略1コストのリーダーシップ、2差別化、3集中=全力投球の心構え
    ・マズローの欲求階層説:生存欲求矢印安全欲求→同調(社会)欲求→優越欲求→自己実現欲求

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  • 新書

  • 恋愛と経済学の共通点。
    納得できる点もあったが、私には経済学の話が難しくてやや飛ばし読み。

  • 自分が払う分の価値を得る

  • ・人は今の彼女を過大評価する。(新しく良いものを得る喜びよりも、あるものを失うことを過大評価する。
    ・結婚という今後のコストよりも目先の魅力に飛びついてしまう。(将来のコストを過小に評価する。)結婚を躊躇してる人は経済合理性が高い。
    ・ノイズトレーダー(馬鹿な方)がリスクを大きく取れ、チャンスに出会う確率が上がる。

  • 経済学の知識がないので少し難しかった。色々な見方は参考になりそう。

  • 手に入れるのを努力するほど価値が出る(駆け引き)
    自分を下げたところで彼は他の女性に恋愛の労力がいくだけだから、下げないこと。
    所有のメッセージを送る(所有物を大事にするから)
    市場選びも大切(ニッチな市場に出て、自分の価値を高める)
    高嶺の花よりもタンポポ的な存在のが周りが声をかけやすい
    ターゲット層を絞る、希少価値(特別感)を出す

  • この著者が、このタイトルの本を書くとは!第一章の「資本主義の変質と恋愛の競争力」が著者の持ち味か?でも恋愛については資本主義ではわくわく感無。

  • さっと読めて面白い。たまにへ~、なるほどなと思ったり。経済面白そうすな。

  • 経済理論を恋愛に例えて紹介する本です。
    ときに恋愛との絡め方が強引な気もするけど
    自分はその強引さも楽しめました。

    ひとネタが3ページくらいなので、通勤の間に
    気軽に読めます。

  • [ 内容 ]
    恋愛と経済はよく似ている。
    情報を集め、戦略を練り、判断を下す。
    この点ではどちらも同じだ。
    「うまい話」は存在しない、愚かな過ちを(しばしば)犯す、という点でも両者は同じ問題を共有している。
    本書では、ロマンスの効用と戦略をまじめに考え、「経済学のツボ」と「恋愛のコツ」を同時にお伝えする。
    軽妙な語り口に思わず噴き出す、恋愛と経済学の極意書。

    [ 目次 ]
    第1章 社内恋愛は悪なのか―女心と男心の経済学(あなたは「マーガリン」になれるか 社内恋愛のコストを算定すると ほか)
    第2章 恋愛ではバカに勝つのは難しい―新しい経済学でロマンスを考える(バカはときに理性を凌駕する ロマンチストは何を夢みるか ほか)
    第3章 モテたい人のための「恋の悪知恵」―恋の元本割れを回避する(美人のいるオフィスの経済価値は? 合コンで幹事よりいい女(男)がなぜ来ないのか ほか)
    第4章 結婚はバブルである―経済学的に夫婦を考える(あなたのパートナーは資産か負債か 結婚はバブルである ほか)
    第5章 恋人獲得の戦略―いかに遊び、選ぶか(自分の値段をいくらに設定するか 「牛丼屋の味噌汁」を模範とすべし ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 面白い!

  • ちとムリヤリ感はあるが・・・-『エコノミック恋愛術』
    http://d.hatena.ne.jp/kojitya/20100324/1269382135

  • 日経ビジネスアソシエの連載が文庫化した本。



    まぁ、「経済」という視点から恋愛にスポットを当てた作品。



    結構、ごり押しの部分もあったけど、
    ミクロだら、マクロだら、いろいろ出てきていい復習にもなった。



    ・プロポーズとTOBの「呪い」について


    っていう項目に惹かれました。

  • 経済評論家の山崎元さんが
    「経済学の考え方や法則」と「人の恋愛(人の考え方や行動)」は近似しているという発想に基づく本。

    本書は、経済学入門書として、楽しく読める。



    経済学って、あまり使えんという話をよく聞きます。

    いち個人の行動にはなかなか当てはまらない?
    確かに、、でもね
    →そりゃあ、誰も彼も考えていることは千差万別ですから!
    万能な法則って世の中に少ないじゃないですかぁ!
    残念!!
    (波田陽区的にシャウト)

    大多数のマクロ的観点からモノゴトをみた際には
    「あるある的に」かなり有益かなと。
    そこからミクロに落とし込むことで使えると思います。

    知っているのと知らないでは
    人生が豊かになる度合いが違う(と思う)
    棚からぼたもち的な学問(と思う)、経済学。
    俯瞰する力を養う学問といっても過言ではないと思います。

    ※自身は経済学部出身ですので、経済学を擁護してみました(笑)
    ・・って、そんなことを言っている前に
    経済学部で得たモノを日々の生活に
    活用していけよ!という自省の念も込めて。。

  • 20代ビジネスマンの方なら購読者もいるかもしれない「日経アソシエ」の連載を単行本化したものです。
    金融業界の方なら著者のお名前を一度は見かけたことがあるはず。よく登場するお名前ですよね。
    毎回読みきりで雑誌の方からよく読んでましたが、恋愛系の話を金融経済に落とし込んでの展開はかなり面白いです。
    特に下記4つは経済(コーポレートガバナンス)やら株式市場なりの具体例ととてもよくリンクしていて面白いなと思いましたね。

    ・合コンで幹事よりいい女(男)がこないのはなぜか
    ・プロポーズとTOBの「呪い」について
    ・妻選びは株式運用とさも似たり

    その中でも、一番面白かったのはこれ↓
    ・石原真理子さんの暴露トークはMSCBだと。
    そもそもはプットオプションの性質を有しているにも関わらず、彼女が投下するバクロ爆弾は男性側の芸能界におけるビックさによって価格変動するからだと。

    これは当事者というか近い場所にいた人間にとっては、にくい例だなぁと電車で読んでて、思わずクスっとしていました(笑)
    こう書くと気持ちわるいですが。。。

  • 行動経済学と恋愛をややこじつけではあるが結びつけ、理解しやすくまとまった一冊。一気に読了。著者の頭の良さにはいつもながら脱帽する。読み物としても面白く、また実生活にも生かせるレベルではないか(行動経済学と結びつけているので、その断面から考えると当然であるが)。<br />なお、評価に関しては山崎元さんということで、個人的なバイアスがあることは否めない。

  • 恋愛のコツと経済のツボがわかる。

    表現がうまい。

  • 9/? 経済学の知識がないと笑えないかも。

  • 「エコノミック恋愛術」というよりは、
    「経済理論を説明するための、こじつけ恋愛ジンクス」
    という感じ。
    数多くの経済理論が、恋愛を例に分かりやすく説明されている。
    面白い

  • (2008/9/27読了)山崎元さんの本なので読んだ、というところ。下手なモテ男や軽薄男が書く恋愛論は即物的で下品丸出しで嫌だが、山崎さんなので、読めるものになっている。読んだ感想:恋愛・結婚・就職・転職なんにしても、合理的な選択ができるとは限らないのが人間っちゅうもんじゃね。もちろん投資も・・・(^^;

  • 行動経済学をベースに恋愛を考えた本。
    1つのまとまりにつき3Pくらいで書かれているため、非常に読みやすい。
    なぜ浮気がすべての”ペア”に存在しないか、モテるには”理論上は”どうするのがよいか、といったことへの分析がある。
    個人的にそのような理論には興味がないが、
    行動経済学を理論や研究結果のみではなくその応用をするとこういった考え方ができる、という着眼点に注目した。
    複雑な経済理論を書いている本ではないので、万人に読みやすい本であると思う。
    恋愛術に限らず、むしろ個人的には「経済学を勉強し始めよう」という人にまずお勧めする一冊である。
    ただし、内容は「経済学の理論書」としては(新書であるということを考慮しても)とても薄いと思われる。

  • 日経Associeのコラムを文庫化。経済用語を恋愛事情で分かり易く解説した本。ナイトの不確実性=夜の不確実性、合コンの誤謬=合成の誤謬=幹事Maxの法則等。美人のいるオフィスの経済価値は?を、実際にキャバクラの¥/Hrから、試算してみる等面白い。美人の値段=1000¥/Hr×8Hr×20d×12M=1.92M¥等面白いネタが満載。

  • 恋愛を経済学で読み解くという趣向は面白いです。でも、もとが経済の専門誌の連載だからなのか、やはり一通りの経済用語をわかっていないと理解に苦しみます。ただ、かなり強引な結びつけは感じるものの、こういうドライな分析というのは粘着質な恋愛には新鮮ではありました。

  • 2008/8/21

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著者プロフィール

経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業、三菱商事入社。その後、野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、UFJ総合研究所など12回の転職を経て現職。雑誌、ウェブサイトの連載やテレビ出演多数。『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社刊・共著)、『マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方』(講談社刊・共著)など著書多数。


「2022年 『マンガでわかる 世界でただひとつの株式投資入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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