株とギャンブルはどう違うのか―資産価値の経済学 (ちくま新書)

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著者 : 三土修平
  • 筑摩書房 (2008年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480064486

株とギャンブルはどう違うのか―資産価値の経済学 (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    複雑になりがちな資産価値についての種々の論点を、三土先生がほぐした上で平易に説明してくれるという、一般ピーポー向けの本。絶版でなければオススメしてた。

    【書誌情報+内容紹介】
    シリーズ:ちくま新書
    定価:本体720円+税
    Cコード:0233
    整理番号:743
    刊行日: 2008/09/08
    判型:新書判
    ページ数:224
    ISBN:978-4-480-06448-6
    JANコード:9784480064486

    株式投資に夢を見る前に最低限知っておくべきロジックがある!老後を視野に入れた生活設計を自分自身で考えることが迫られるこの時代、株に代表される資産に、いかに上手くお金を運用するかは誰にとっても切実なテーマだ。しかし、多くの素人投資家にとって、株価の上げ下げはあまりに不確かなものであろう。はたして、株というのはギャンブルと変わらないものなのだろうか?その価格はどう決まり、利回りや値上がり益はどのように実現されるものなのか?資産価値の変動を法則的にとらえる術を基礎の基礎から説く。
    http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480064486/


    【簡易目次】
    第一章 すべてはここから始まる――資本還元の公式 013
    第二章 企業価値とは何だろうか――貸借対照表と株式の市場評価 041
    第三章 株価の特殊な動きを読み解く――株式会社の資金調達をめぐる諸制度 061
    第四章 投資の決断とネット・キャッシュ・フロー 081
    第五章 創業者利得の世界 117
    第六章 キャピタル・ゲインとは何だろうか 139
    第七章 株とギャンブルはどう違うのか――理論から現実へ 169
    第八章 低成長時代に利殖は可能か 191


    【目次】
    目次 [003-008]
    はじめに [009-011]

    第一章 すべてはここから始まる――資本還元の公式 013
    急に始まったのではない年金制度の病理/目減りしない保障はもともとなかった年金のプール金/南国土佐にスキー場/払い下げ価格は40分の1/費用価値説の通用しないストックの世界/ストックとフローの等価関係/「資産」の存在が経済問題を複雑にする/キャピタル・ゲインとキャピタル・ロス/永久年金の割引現在価値の公式/成長する収益の割引現在価値の公式/合理的なものと非合理的なものを区別してとらえよう/経済ニュースがおもしろくない原因

    第二章 企業価値とは何だろうか――貸借対照表と株式の市場評価 041
    値動きのある資産の代表選手としての株式/まず株式会計の概略を知っておこう/利益処分と純資産の成長/そもそも株式会社とはどういうものか/株主の権利は純資産への権利/純資産の変動と株式の市場評価/含み資産と無形資産

    第三章 株価の特殊な動きを読み解く――株式会社の資金調達をめぐる諸制度 061
    約束事について知る必要性/企業成長と資金調達/額面株式と無額面株式/株主割当増資とそれにともなう株価の動き/ダウ式修正平均株価の考え方/時価発効増資/無償増資/株価の絶対額は会社間で比較しても意味がない/残された問題

    第四章 投資の決断とネット・キャッシュ・フロー 081
    投資プロジェクトの選択/投資の限界効率の逓減/資金を銀行から借り入れる場合/正味現在価値の最大化/配当と内部留保への利益の最適配分/内部留保を積むことがむしろ株主のためになる/ネット・キャピタル・フローの最大化/投資とは蹴上がりのようなものである/投資が増資によってまかなわれた場合/ふたたび増資プレミアムについて考える/増資プレミアムの正体/ネット・キャッシュ・フローの観点から見た「配当落ち」/恒常成長のあるノコギリ状の運動/最初の数年は配当が配られなかったら/「織り込み済み」という仮定

    第五章 創業者利得の世界 117
    5年間で32倍に成長する木があったなら/木の「切り時」によって異なる現在価値/実際の木の成長はもう少しなめらかだが……/物質量の成長と経済的価値お成長とは別/オークションで値段をつけるとこうなる/情報や技術に格差がある場合――巨大無形資産が発生する/この事業を株式会社で営んだら――貸借対照表と企業価値との乖離/未公開株の公開時に生じる大きな利益/ベンチャー・ビジネスとベンチャー・キャピタル ――株式会社制度の大きな受益者/リスクの引き受けてが現れることの大切さ/企業買収が合理的である理由

    第六章 キャピタル・ゲインとは何だろうか 139
    不確実性とリスク/リスクとリスク・プレミアム/リスクつきの配当時系列の資本還元/リスクはあるが配当の期待値は言っている一定率で成長する場合/リスクつきの場合のノコギリ状の運動/最初の数年は配当が配られなかったら/隣接する任意の2期間のあいだの関係/急成長局面から恒常成長局面へ――新事業が勃興する時の典型的な姿/ひとつの劇的な数値例/「利回り」がどうあるべきかについては時代によって考え方が変化/「キャピタル・ゲインがあれば利回りは低くてもよい」という考え方/しかしキャピタル・ゲインだけが一人歩きすることは不可能だ/経済成長率との関係でみたキャピタル・ゲイン/インフレーションとキャピタル・ゲイン/予想されなかったインフレでも結局は同じ

    第七章 株とギャンブルはどう違うのか――理論から現実へ 169
    これまでの勉強のまとめ/理論上の「リスク」概念では説明しきれない本当の「リスク」/「織り込み済み」以外の情報の影響と景気変動の影響/上昇過程や下降過程での自己増殖的な値動き/バブル経済が引き起こす所得移転/それでは株はギャンブルと言ってしまってよいのか?/長く続いた間接金融中心の時代/銀行業と証券業はどちらが危険性が高いか?/土地神話とバブル経済/不良債権問題の発生と銀行業の再編

    第八章 低成長時代に利殖は可能か 191
    ゼロ金利時代と自己責任論の台頭/直接金融が重要になる時代へ/機関投資家の役割が大きくなるはずだが……/日本に特有な株式持ち合いが状況を複雑なものにした/法人資本主義が後押しした利回り革命/偏ったキャピタル・ゲイン中心主義の定着/低成長時代には軽視されるべきでない配当利回り/内部留保のための内部留保はむしろ効率阻害要因/キャピタル・ゲインは小さくても利殖はできる/要は「積み増し中」の世代と「取り崩す時期」の世代とのバランス/低成長社会の活性化むけて/最低限の生活保障のためには別の発想が必要

    あとがき(2008年7月 著者) [215-217]
    巻末補注 [218-221]

  • [ 内容 ]
    株式投資に夢を見る前に最低限知っておくべきロジックがある!
    老後を視野に入れた生活設計を自分自身で考えることが迫られるこの時代、株に代表される資産に、いかに上手くお金を運用するかは誰にとっても切実なテーマだ。
    しかし、多くの素人投資家にとって、株価の上げ下げはあまりに不確かなものであろう。
    はたして、株というのはギャンブルと変わらないものなのだろうか?
    その価格はどう決まり、利回りや値上がり益はどのように実現されるものなのか?
    資産価値の変動を法則的にとらえる術を基礎の基礎から説く。

    [ 目次 ]
    第1章 すべてはここから始まる-資本還元の公式
    第2章 企業価値とは何だろうか-貸借対照表と株式の市場評価
    第3章 株価の特殊な動きを読み解く-株式会社の資金調達をめぐる諸制度
    第4章 投資の決断とネット・キャッシュ・フロー
    第5章 創業者利得の世界
    第6章 キャピタル・ゲインとは何だろうか
    第7章 株とギャンブルはどう違うのか-理論から現実へ
    第8章 低成長時代に利殖は可能か

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    [ 参考となる書評 ]

  • ヘンテコな計算式(確率微分方程式)があって、
    理系的に説明してある。
    使っている日本語も分かりにくい。
    ダメ。

  • そりゃ色々違うだろ,
    と思いつつ,暇つぶしに拾い買い.
    でも意外と悪くない気が,するんだけど.

  • 2008年8月の新刊本、

  • ざっと読んだところ、株の売買による利得を得ることは出来ないとする。そのような行為は、ある種の投機的才野があるごく一部のものがすればよいと説く。
     株の配当利回りを狙うことは、利回り率がが概ねマクロの経済成長率に依存する利回りになるということである。

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