世界同時不況 (ちくま新書 770)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480064783

感想・レビュー・書評

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  • 日銀交代いたしましたよね・・確か

    読み始めていきなし・・ヲイヲイコラとなりましたが

  • サブプライムローン問題に端を発する世界同時不況の原因と仕組みを解き明かすとともに、過去の大不況を顧みることで現在の危機に対処する方途を探っている本です。

    じつのところ、経済学に疎く思想史に関心を抱く者としては、もっぱら理論的な立場から現在や過去の世界的な不況を論じている本書は、ややとっつきにくく感じてしまい、もっと包括的な立場から経済という人間の営みについて考える必要があるのではないかと感じてしまうのも事実です。

    そうした私にとってもおもしろく感じたのは、石橋湛山の経済政策についての著者の評価です。反グローバリズム志向の強い左派の論者からは、石橋を評価する声は多く聞かれますが、著者のようにイデオロギー・フリーな理論的立場から石橋の経済政策を詳しく検討し評価したものはこれまであまり目にしたことがなかったので、興味深く読みました。

  • (後で書きます)

  • この時期に的を射た分析ができる。深い観察眼で書かれているがシンプルで分かりやすい良書。

  • [ 内容 ]
    二〇〇八年秋、世界金融危機が発生した。
    世界金融危機はなぜ世界同時不況をもたらしたのか。
    一〇〇年に一度の未曾有の危機といわれる今回の不況は、一九三〇年代の世界大恐慌から何を学べるのか。
    昭和恐慌や平成の「失われた一〇年」の歴史と比較しながら、世界およびわが国が、この不況からどうすれば脱出できるのかを緊急提言する。

    [ 目次 ]
    第1章 世界金融危機はなぜ起きたのか
    第2章 世界金融危機はなぜ世界同時不況をもたらすのか
    第3章 一九三〇年代の世界大恐慌はなぜ起きたのか
    第4章 昭和恐慌と高橋財政
    第5章 日本の金融危機と「失われた一〇年」
    第6章 世界同時不況からどう脱出するか

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    [ 参考となる書評 ]

  • 世界経済の現状をさらっと解説。
    読みやすいが、ちょっと物足りない。

  • アメリカが大量に消費してくれて世界から買い物(輸入)してくれた。世界は繋がっている。もはや一つの国だけの問題ではない。

  • 20090313購入

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著者プロフィール

学習院大学経済学部教授。金融論、経済政策専攻。主な著書に『金融入門』『経済学を学ぶ』『金融危機の経済学』など。

「2010年 『初歩から学ぶ金融の仕組み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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