ルポ 産科医療崩壊 (ちくま新書)

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著者 : 軸丸靖子
  • 筑摩書房 (2009年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480064967

ルポ 産科医療崩壊 (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 『安全なお産 安心なお産』と同時期(2008~200年)に同テーマで書かれた本。当時の注目度がしのばれる。私自身は当時あまり気にかけていなかった。やはり自分の身に起こらないとぴんとこないのだなあ。さて、前掲書と色々重複する内容については理解を補強してくれた。出産育児一時金の額がどう決まってきたかとか、助産師と産科医の対立については初めて出てきたので、興味深かった。お産は病気じゃない、というのがやっぱり根底にあるんだな。あとは、医療の公共性の問題。小児科が不採算部門として追いやられている現状にため息。

  • 福島県立大野病院事件から端を発したとされる産科医療崩壊の内実を『産む側』の視点からまとめたルポ。
    横浜堀病院の内診問題など行政と法が産科崩壊を後押ししているかのような状況もありつつも、多くの医療者が踏みとどまっている現状に感謝。
    それはさておき都内の開業産婦人科って豪華で儲かっているところも多いのが、問題解決を阻んでいる気はする。医療の質が偏在していて且つ対策を打つと儲かっているところがますます儲かる。そうなると国費の投入は難しい。

  • 出産って 病気ではないとは言うが、女性の身体にとっては非常に負担になる事だという事をもっと 女性自身も周りの人々も自覚しないといけないと思う。
    一人の人間を産み出すという事は、何が起こるかわからない。
    私自身は、3人の子を 一人目は、病院で 2人目、3人目は、助産院で産んだが、この選択肢は 間違ってなかったとは思えるが、反対に 素敵な助産師さんに巡り合えて幸運だったという事だったのだと思い知らされた。
    本当に、今は 少子と言われてるのに 子供を産む場所を 妊娠する前から 確保しなくてはならないなんて 気の毒で仕方がない。それでなくても 妊娠出産育児とストレスが多いのに。

  • 「妊娠は病気ではないので母子ともに無事に生んで当たり前」のような意識が産科医療の訴訟リスクを高めている

    のような文章が印象的でした。医者も人間だから仕事はきつい、訴えられるような科を選びたくないですよね

  • 一番訴訟が多いというこの分野の内情らしく、興味を持ったので読んでみたい・・・

  • 良書。綿密な取材と緻密なデータに裏付けされた説得力のある、そして論理的で平易な説明が最後まで一貫している。これから出産を迎えようという、女性男性問わず多くの人に読まれることを望む。

  • [ 内容 ]
    産科医が自らを語るのに使う枕詞がある。
    絶滅危惧種―。
    保護してももう手遅れ、産科医が日本から消えるのを止めることはできない、という自嘲の言葉だ。
    医師も産める場所も激減した背後でお産難民や妊婦“たらい回し”などが急増している。
    そして、激務に喘ぐ新生児科。
    少子化の危機が叫ばれるいま、周産期医療の現場では、何が起こっているのか。
    これから産み、育てる私たちはいったい何ができるのか。

    [ 目次 ]
    プロローグ 周産期医療の現実
    第1章 産み場所はなぜ消えるのか
    第2章 増える「危うい」妊娠
    第3章 増える「困った」妊婦
    第4章 逃げ出す医師たち
    第5章 被災地・NICU
    第6章 助産師は時代の救世主か?
    第7章 安心して産むために
    エピローグ 絶滅危惧種

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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 三葛館新書 495.5||JI 

    医師も産める場所も激減した現在の産科医療の問題点を描く。
    医師・助産師をめざす人にはぜひ読んでほしい一冊。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=55366

  • わかりやすくまとめられている。

  • 医療関連知識のある執筆のプロの手による本なので、素人の私にも非常に分かりやすく読む事が出来ました。マスコミで一時盛んに報道されていた周産期医療周辺での問題ですが、ここに来てその情報が極端に減って来たような気が・・・。是非、みなさんに読んでほしい。
    それにつけても、子供はいつも「待ったなし」なのに生まれる前からこんなに厳しい現実って…(T-T)

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