現代語訳 史記 (ちくま新書)

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制作 : 大木 康 
  • 筑摩書房 (2011年2月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065933

現代語訳 史記 (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 史記からいい感じの話を抽出してまとめた本。どれも列伝から取ってきたものらしく、人物を中心とした話の集まりとなっている。

    これは史記に限った話ではないが、次から次へと新しい人が登場すると名前を把握するのが大変である。それでもいくつか知っている名前があるのは間違いなく『キングダム』のおかげ。マンガから入るというのは、人物を覚える上では中々有効だと改めて思う。

    読んでいて気になったのは、自分で自分の首をはねる人が複数人いるということ。切腹はまだ分かるのだが、自分の首をはねるのは難易度が高い気がしてならない。どうやって練習したのだろうか。

  • 「史記」自体は膨大な分量だなけに、本書はごくさわりにしか過ぎないが、いくつかの有名人や有名エピソードを知ることができる。本書の中で最もエキサイティングなのは、「鴻門の会」を含む、劉邦と項羽をめぐるエピソードか。後世の我々は劉邦は漢の高祖となることを知っているからか、彼が身分の低いころからその人相を見出す人物がいたというのは(創作の可能性はあるにせよ)にやりとしてしまう。また、「鴻門の会」の場面で劉邦が項羽に殺されていたら、後の歴史は・・・とも考えてしまう。また、伍子胥の復讐に対する執念、更にはその忠告を聞かなかった呉王夫差の末路も、越と呉の戦いのサイドストーリーとして胸が躍る。

  • 中島敦の『李陵(・司馬遷)』で主要人物として登場する司馬遷。その時の印象と、「史記といえば司馬遷」程度の知識しかないまま手に取った本書ですが、大正解でした。

    何故歴史に名を残し、今なお語りつがれるのか。背景にある“キャリア(権力)”に焦点を当て、易しい訳と解説をもって人と時代の栄枯盛衰を紐解いていきます。登場人物たちがとても人間らしく、生き生きと描かれているのが印象的でした。
    原文はあまりにも長編&私にとっては難解なので、主要な部分を抜粋しているのが有難い。入門書として概要を知るのに最適な一冊。

  •  普通の人並みに三国志とか好きで、吉川三国志やら横山三国志、シミュレーションゲームやらで触れてきましたが、その中でちょいちょい登場する謎の書、史記。そんななんとなくの興味とランキングで上位だったのこともあり購入し読みました。
     内容は、紀伝体による初めての古代中国の歴史書である史記の入門書。原典は180巻近くあるすごく長い本であり、本書は新書サイズなので、有名な逸話をかいつまんで紹介し、時代背景やら意味付けについて解説があります。史記ってこんな内容なんだ!という把握には持ってこいだと思います。

  • 「権力」をキーワードにして編まれた『史記』の抄訳。
    読み物としても十分におもしろい。

  • 断片的に知ってはいた史記の構成がよくわかりました。入門書として適切だと思います。これをきっかけに、もう少し詳しく史記の世界に入っていきたいと思った次第です。作者の司馬遷は男性のシンボルを切り落とす宮刑に処せられていたのね。衝撃。いわゆる宦官でした。

  • とても原文では読めないので・・・もちろんすべての訳ではありません。国名、人名がなじみないので少々とまどいます。

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現代語訳 史記 (ちくま新書)の作品紹介

歴史書の大古典にして、生き生きとした人間の在り方を描く文学書でもある司馬遷の『史記』を、「キャリア」をテーマにして選び出し現代語訳。帝王、英雄から、戦略家、道化、暗殺者まで、権力への距離は異なっても、それぞれの個性を発揮し、自らの力で歴史に名を残した人物たちの魅力は、現代でも色あせることはない。適切なガイドと本物の感触を伝える訳文で『史記』の世界を案内する。

現代語訳 史記 (ちくま新書)はこんな本です

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