セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)

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著者 : 荻上チキ
  • 筑摩書房 (2011年5月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480066060

セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 新しいものが出来てはすぐ消える
    新しいメディアは情報機器に影響される
    不特定多数のユーザーを取り込むには携帯性により使用感にも大きく差が出る
    本文はメディアの歴史
    体験者でなければわからないことがある
    インタビュー記事は面白かった

  • 以前は著者に対して新進気鋭の論客というイメージでいたのだけど、不倫騒動があってそのときの言い訳とかから「ブルータスよ、おまえもか」的な印象に変わった。といいつつ、著作を読むのはこれが初めて。もう少し考察にページを割いてもいいんじゃないだろうか。余計な解釈をいれずに変遷を追ったり現場のレポートを入れているともとれるんだけど、興味本位でまとめただけみたいな感じもしちゃう。
    白眉は現場の人たちへのインタビュー。特に、ワクワクコミュニケーションズ代表取締役、芳賀書店社長・芳賀英紀氏、株式会社典雅・松本光一社長、オリエント工業・林拓郎氏は、志あるイノベーターという感じ。セックス関連産業という日陰のイメージの裏に、こんな志高い人たちがいるんだという心地よい驚き。それぞれが社会のなかでどうあるべきかということを考え、アクションしているのが共通点か。

  • 風俗、エロ本、アダルトサイト、出会い系サイト、大人のオモチャ-。現代日本は多種多様なセックスメディアで溢れている。1980年代から2010年代までのセックスメディアを総合的に捉え、その変化と実像を解き明かす。

    ツイッター,ラジオなどでよく目にする荻上チキの本。
    統計や参考図書,インタービューにより,淡々と語られていて興味深い。

  • 参考文献を読み漁っています。チキさんの『セックスメディア30年史』はテクノロジーに駆動されるエロ史をあえて大風呂敷を広げるのではなく、携帯の普及を分水嶺に射程を絞っているのに好感を持てる。エロ史の分析においても、レッシグのアーキテクチャフレームワークが有効になるのは発見だった。ぶっちゃけると、TENGA松本さんとオリエント工業さんの社員インタビューだけでも読む価値のある一冊。やはり真のイノベーターはエロ業界にいる。

    エロ本といえば、「オカズ系」メディアの代表的存在...のはずだった。70年代の自販機本の登場、80年代のビニ本ブーム、そして90年代初頭のエロ本バブル。エロ本の発展こそがアダルトメディアの発展であり、「不況でもエロ本は売れる」という格言が、エロ本業界にはそれなりに浸透していたほどだ。しかし90年代後半から00年代にかけて、エロ本不況が叫ばれるようになった。p104

    TENGAのオナカップ、オリエント工業のラブラドール。いずれの制作秘話にも、「障害者の性」というキーワードが出てきたのは、必ずしも偶然だとは思えない。両者とも、これまで可視化されにくかったニーズと向き合いながら、ユーザーの声を取り入れながらイノベーションを起こしてきた。なかなか陽の目を浴びることのなかった欲望の担い手たちとの細やかなコミュニケーションがなければ、アダルトグッズの風景が変わることもなかったのだ。p232

    アメリカの法学者、ローレンス・レッシグは著書『CODE』の中で、特定の対象に規制をかける場合、法、市場、道徳、アーキテクチャ(設計)の四つの力が重要になると指摘している。p249

    技術的要因もまた、セックスメディアの変化に大きな影響を及ぼしている。映画の発展がポルノ映画というジャンルを確立し、ビデオの普及がセックスメディアの市場を拡大した。本書が注目したのは、ケータイやインターネットの定着だ。これらニューメディアの拡大が、アダルトサイトの乱立をもたらし、新しい市場をも生み出した。
    新しい技術が発明されると、新しい市場が生まれ、古い市場の形を変える。エロ本やアダルトビデオ、さまざまな風俗産業の盛り上がりは、「裸の希少性」を変えることによって、ストリップ小屋やポルノ映画などから客足を遠ざける要因にもなるだろう。p257

  • 2016/12/07
    エロは滅びなくてもエロ本は滅びるのかもしれない
    エロはタダなのか?
    性欲の解消方法は普遍的な問題で、ある種平等な定規かと思う

  • 新書文庫

  • 2016/8/5購入
    2016/9/5読了

  •  同世代?著者であるためか、記されている内容で知らないことは一つもなかったが、通史として俯瞰できる点ではよい本だった。分析?がちょっとぬるい感があり、もっと実体験に基づいたマニアックな視点での説明がむしろ良かったのでは?と。
     テンガの社長の話は非常に参考になり、開発者魂をゆさぶられる良い記事。ロケットドラマにひけをとらない「ネタ」である。

  • 2011年5月10日、初、並、帯無
    2015年10月23日、伊勢BF

  • さらっと読める。

    全てが全て身近な話ではないけど、それなりに関わりのある世界の話。普段真面目に考えることのない世界の歴史がまとまっている。

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セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)の作品紹介

風俗、エロ本、アダルトサイト、出会い系サイト、大人のオモチャ-現代日本は多種多様なセックスメディアで溢れている。人々の欲望と想像力を刺激しながら、セックスメディアはこれからも発展し続けるだろう。本書は、八〇年代から一〇年代までのセックスメディアを総合的に捉え、その変化の実像を解き明かしていく。第一人者たちの証言と、性と快楽に賭けるドラマを紹介しながら、欲望の秘密に鋭く迫る。

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