時刻表タイムトラベル (ちくま新書)

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著者 : 所澤秀樹
  • 筑摩書房 (2011年7月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480066169

時刻表タイムトラベル (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    ネット検索が全盛の時代、もはや経路検索に利用されることが少なくなった時刻表。
    それでも、読み物としての価値は薄れることがない。
    昔の時刻表を紐解けば、過ぎ去りし日を思い出し、昔話に花が咲く。
    相当悪かった列車内でのマナー。
    懐かしき食堂車のカレーライス。戦前の海外までの連絡切符。
    栄枯盛衰の夜行列車。
    さあ、時をかける紙上の旅へ。

    [ 目次 ]
    昔の時刻表はタイム・マシーン―「はしがき」に代えて
    第1章 タイムトラベル「列車編成」の巻
    第2章 タイムトラベル「食堂車」の巻
    第3章 タイムトラベル「戦前の鉄道」の巻
    第4章 タイムトラベル「多層建て列車と夜汽車」の巻
    附章 南宮崎から稚内へ、夜行列車だけで辿る列島縦断珍道中

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 第3章は飛ばして読んだ。

  • どうせなら当時の時刻表の写しとか載せればいいのに。文字で読むよりその方がよっぽど分かり易いし、興味深いもの。著作権の関係とかで無理だったのかな。あと開業当時の東京駅をカッコ書きで新橋と付け加えるのに、どうして横浜駅は(桜木町)としないのかな。

  • 時刻表を通して、懐かしい列車の数々を紹介する。

  • 感想未記入

  • うちの父もこの作者同様、時刻表を見るのが好きらしい。

  •  初老のおじちゃんが,昔の時刻表を見ながら過去の鉄道旅行に思いをはせるという趣向。昭和の夜行列車,食堂車は記憶の中らしいが,さらに明治までさかのぼったりする。戦前は「時刻表」じゃなくて「時間表」。
     大正末の「鉄道営業御案内」(原文正字体)は面白い。乗車のマナー,具体的注意を列挙している。現代若者の乗車マナーの方がまともなのかも。「一三、裾を捲つて腿を出したり、肌襦袢一枚になつたり、婦人が細紐一つでゐたりすることはやめて戴きたい。」 「細紐」ってなんだろと思ったが,ちゃんと帯をしてねってことらしい。
     荷物車,荷物列車の話。宅配便のないころは,国鉄の駅に荷物を持って行って,遠隔地に送ってもらってたらしい。経験ないけど,年配者にはノスタルジーみたい。荷物車は通常の乗客用列車に連結された車両,荷物列車は荷物専用の列車。
     新聞輸送に夜行急行列車が大活躍していた。都市圏で刷られた新聞が,地方までくまなく届けられる。夜行急行が夜中も頻繁に停車していたのはそのため。新聞が主で旅客が従になるような路線も多かった。
     日本の鉄道黎明期は,官営オンリーで拡大したのではなく,むしろ私鉄が主役だった。明治政府は財政難。華族の家禄や家財を資金源にすべく,政府は手厚い保護で鉄道建設を分担させた。そのはしりが日本鉄道会社。上野ー前橋,大宮ー青森はこれでできた。
     昭和戦前の時間表は,国際的。植民地だった台湾,朝鮮の鉄道はもちろん,別の国だった満洲,中華民国,シベリア,欧州の鉄道も掲載する。新橋で,ロンドンまでの切符を買うこともできたという。敗戦後は,ちんまりと国内限定。著者は寂しがっている。
     昭和30-40年代は分割併合列車が全盛期だったらしい。それ以前は本線と支線は別系統という考えが根深かったが,利便性を重視。気動車の技術進歩もそれを可能にした。しかし,民営化によって合理化が迫られ,平成にはいってからは激減。ここでも著者は寂しがる。
     最後の章は6年前に筆者がルポした「夜行列車を乗り継いで日本縦断の旅」。自分でも言ってるがアホな雑誌企画だ。南宮崎から「彗星」「日本海3号」「はまなす」「利尻」を乗り継いで,四連泊で稚内まで。アホだ…。東京から南宮崎までも「富士」を使って行ったというから,実は五連泊。
     この5つの夜行列車のうち,「はまなす」を除く4つが今はないという。著者はやはり寂しがっている。非効率,無駄なものをなくしていくのは,合理的なんだろうけどファンには腑に落ちないようだ。ちなみに同行のカメラマンは,取材終了後,「北斗星」で帰京したというから,六連泊だそう。
     学生時代,列車で北海道にいったときに夜行列車「はくつる」に乗った。この列車も今はないようだ。あのときは確か二年続けて行って,翌年は「はまなす」に乗ったのも覚えている。カーペット車に雑魚寝したっけ。懐かしいな。

  • 当時の車両が思い出されるような文章を期待したが、鉄道システムの紹介に終始してしまった。反対に、紀行文はもう少し掘り下げてもよかったのでは。

  • 「時刻表タイムトラベル」所澤秀樹
    昔の時刻表から紐解く鉄道四方山話。

    明治の鉄道黎明期から昭和国鉄末期頃までの鉄道事情のトピックを、時刻表から追っていく。
    食堂車、夜行列車、急行連接車両などなど、かなり鉄向けな内容でした。
    昔から日本の鉄道は時刻表通りの運行が前提に組まれていたのかなあという感想です。実際どうだったか分からないけどね。

    文章がいかにもルポライターって感じで人によっては好き嫌いが分かれるかと… よく雑誌で読むような感じ。
    夜行列車で日本縦断、もう今となっては出来ない贅沢の紀行文も収録されています。(3)

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ネット検索が全盛の時代、もはや経路検索に利用されることが少なくなった時刻表。それでも、読み物としての価値は薄れることがない。昔の時刻表を紐解けば、過ぎ去りし日を思い出し、昔話に花が咲く。相当悪かった列車内でのマナー。懐かしき食堂車のカレーライス。戦前の海外までの連絡切符。栄枯盛衰の夜行列車。さあ、時をかける紙上の旅へ。

時刻表タイムトラベル (ちくま新書)はこんな本です

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