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- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480066558
作品紹介・あらすじ
古今の名句が織り成す四季模様。野山の花と言葉が出会う奇蹟。花を詠んだ古今にあまたある俳句から、約三百句を選りすぐり、歳時記の代表的な花ごとに整理。折々の美しい写真を添えて、全句の鑑賞のポイントを解説する。
感想・レビュー・書評
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紅の花枯れし赤さはもうあせず(加藤知世子)
「俳句は言葉を切る文芸 切ることによって間を作る」
文芸に限らず切り捨てて間をつくり、不可視なモノを見えさすこと
それが芸なのかなぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
花を詠んだ古今の代表的俳句300句。長谷川先生の素晴らしい鑑賞文が美しいカラー写真とともに紹介されている。松、雪牡丹、水仙と冬の花に始まり、梅、椿、桜と春の花、そして夏、秋の花が続く。一句一句様々な角度からの分析が施されている。「ことば」という言辞は「ことの葉」であり、奇しくも植物にまつわる言葉である。古代の日本人が言葉を草木になぞらえ思いを寄せていたことに玄妙なるものを感じさせられる。
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