数学による思考のレッスン (ちくま新書)

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著者 : 栗田哲也
  • 筑摩書房 (2012年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480066756

数学による思考のレッスン (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 読了。

  • 3つの視点(普通の視点に加え、微視(みくろ)と巨視(マクロ))はためになった。

  • 良著です。

    タイトルからノウハウ本•ハウツー物の類かと思ってしまいましたが、「思考」についての深い考察を述べた、学問的な本です。

    特に印象に残ったのはp.154〜163辺りです。

    数学において、「何かをわかるとは、ある意味では時間を越えること(一瞬にしてわかること)」であり、「パーツは順を追って捉えられるのではなく、それらを結び合わせる糸ごと鳥瞰され、無時間的な構造と化するからこそ、わかったという気になる」とのことです。

    これは数学に限ったことではないでしょうから、ビジネスや教育、子育てにおいても、本書で述べられた「思考」を理解しておくことは非常に有用だと思います。

  • 数学に関する本というよりは、想像力に関する本。想像力をつけることの大切さを感じた。

  • かなりの硬派。
    どれくらい硬派かって言うと、例題を出しておいて手取り足取りの具体的な解法は示さないくらいの硬派。
    しかし、提示されるエッセンスは極めて抽象度、質が高い。
    思考力の本質は情報処理ではない。この一文の意味するところは大きい。
    願わくば我、野武士たらん。

  • 数学というより、思考の方法を論じた新書。想像力バンザイヽ(^o^)丿一方で、論理は想像力を支える役目を果たすにすぎないが、それすらも危うい。
    せっかくだから、いろいろな物事に触れて、常に自分を更新していこうか。とかそんなことを考える良書。

    勉強法とかそういう本とはちょっと違うよ

  • 請求記号:410/Kur
    資料ID:50066939
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 「思考」というものの本質を、数学の問題を解く時の頭の使い方から考察した本ですが、今までに読んだこの手の本の中で、最も説得力があるものだと思いました。
    論理性や情報処理能力偏重の教育を批判し、想像力やその基盤となる基礎教育の重視を主張する意見そのものは特に目新しいわけではありませんが、単なる個人の経験則だけで語るのでは無く、その根拠、考え方の枠組みをきちんと具体例から導いたモデルで説明しているところが新鮮です。
    非常に勉強になりました。

  •  数学の問題を解く際の思考を分析して,数学以外の思考にも応用できないか,というのを追及したみたい。しかしあんまりしっくりこないな。第二章の数学の考え方だけで十分だよなぁ。
     特に,「もし」という思考法のススメで微妙なこと言ってるのには引いた。リビア紛争とかストロスカーン氏逮捕とかを含めた2011年2月以降半年に起きた世界史的?事件を,「すべては『アメリカ中心の世界の枠組み』という一つのキーワードに収斂していく。」とか言ってるし。
    「私は陰謀説はとらないが」と言いつつ,「もしかしたら、アメリカ(の一部)が全力を挙げて世界の枠組みを変えようとしていたのではないかという疑いも、多少は気をつけてみておいた方がよい」とか。うーん,この人,数学オリンピックを目指す学生を教えてるとかで数学は得意みたいなんだけど…。
     最後にウケたのが,「ネット上には『情報と思考の野武士』が生れつつある」という持論。具体的には書いていないが,アルファブロガー(死語)とかかな?新聞やTVといった大名たちに敢然と立ち向かう,思考力に秀でた人たちのことらしい。そしてその野武士には家来も大勢。 むう。妙な喩えだな…。

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数学による思考のレッスン (ちくま新書)の作品紹介

「考える力」の精髄は、論理性ではなく想像力にある-数多くの数学五輪メダリストを育ててきた著者は、優れた知性に共通して備わる資質を見つめ続けてきた。本書は、算数・数学を中心とした歯ごたえのある問題を解くことを通じて、読者が思考に際して頭の中で起きていることを自覚し、自らの思考力をどうすれば伸ばせるのか手がかりを得ることを目指す。学校教育では学べないトップレベルの思考の奥義をひもとく、数学版「新・考えるヒント」。

数学による思考のレッスン (ちくま新書)はこんな本です

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