入門 朱子学と陽明学 (ちくま新書)

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著者 : 小倉紀蔵
  • 筑摩書房 (2012年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480066954

入門 朱子学と陽明学 (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 読了。

  • 〜p.84。性善説とは、もともと人には理解力があり、そのために善行ができるとの考え方である。悪人正機説は、性善説の一種。

  • 「儒家の「愛」の概念においてもっとも強力なのは、「差等」という考え方である。」「親や子を愛するというもっとも自然で強力な感情を、少しずつそのまわりにひろげていけるのが人間」こういう儒学の思想には非常に納得。

  • 朱子学は宋の時代、陽明学は明の時代

    朱子学で重要な概念は理と気、陽明学は良知や万物一体

    偉大な思想は社会の混迷期に現れる
    儒教は人間分裂と社会分裂に対する恐怖心から誕生した。そして、これに対して美で対抗しようとした。

    儒教とは地のつながりを基本にした宗教的な愛と道徳のエネルギーを、血縁以外にも拡大することによって文明的共同体の構築•維持を企図する思想

    理とは、宇宙•世界•国家•社会•共同体•家族•自己を貫通する物理的•生理的•倫理的•論理的法則
    気は単なる物質ではなく、バイタルな生命力を有した物質

    陽明学の核心は、心を全てにシンクロナイズ(同期)させるエネルギー

    朱子学が徹底的に均衡的動態の美にこだわるのに対して、陽明学はひとつになることに徹底的にこだわる
    朱子学はわける思想、陽明学はわけない思想

    儒教にとって大切なのは心という概念
    心がなければ君子は世界を経営できず、君子が世界をできないのであれば儒教になびた一文の価値もない

    朱子学、陽明学は生命の哲学

  •  革命。エネルギー。ダイナミック。立ち止まるのではなく、在るはずの理想状態を求めて徹底的に行動しづける。

  • 入門と題しているが、読んだだけでわかることは少ない。大半のページが意味不明な文章で何を伝えたいのかさっぱりわからない。これは読者や著者に問題があるわけではなく、儒教を理解するということの難しさ故の問題だと思われる。知的好奇心の乏しい人や、知ったかぶりをする人にはお勧めできない一冊。

  • 入門と言っても私には内容深かった。十分内容を咀嚼できていないと思う。陽明学について書かれた書を探していて、新刊だったので手に取った。面白かったのは論語を読む場合、それに対する注や解釈が大事であるという事。解釈の比較、色々な解釈から自分の解釈を探す、考えるという事が重要。(しかし私の場合、不勉強でそこまでやった事がないが、中々並べて読むというわけにもいかないので、、、)その例として「空」の解釈で意見の分かれる論語の子罕篇の「子曰く、吾れ知ること有らんや、、、空空如たり。、、、」を例にとり朱熹、王陽明などの解釈を例示されている。このように例示されて其々の解釈を比較してある著作はなかなか無いので興味深かった。これだけでも読む価値はあると思う。

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『論語』のおもしろさがわからないという人は、その解釈の魅力を知らないからである。孔子・孟子の古典から知的営為を積み重ねてきた儒学。その中から宋代に新しい学問として現れ、儒教的な「宇宙認識」を哲学化した朱子学。そしてそれを継承しつつ克服しようとした陽明学。これらの世界観はいかなるものだったのか。東アジアの思想空間を今も規定するその自己・社会・宇宙のとらえ方を、心・性・理・気・鬼神などのタームを通して平易に解説。その魅惑に満ちた世界へと読者を誘う。

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