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- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480067111
感想・レビュー・書評
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戦争を推進する側の、文書がたくさん引用されているが、それを「裏読み」して、当時の大衆の動向読むと興味が深い。当時、「大衆消費社会」の動向や、闇取引きや、厭戦気分を、行間から読み取れる。
話はそれるが、太宰治の作品の中で戦中の小説、随筆を読むと、隠然とした反戦気分が伝わってくる。『桃太郎』は軍部によって、「鬼畜米英」の象徴とされたが、『御伽草子』を読むと、軍部をおちょくる内容である。富士山に月見草が似合うという名言も、日本のウルトラナショナリズムへの抵抗である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
国民精神総動員運動(1937/9~)。