本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480067388
感想・レビュー・書評
-
タイトルから、戦国時代あたりの各戦場の陣容を地形図から考察する本かと思ったら、明治以降の日本軍で地図がどのように運用されたかを紹介する本だった。
所轄部署名から将官の名前から印刷された地図の枚数まで。詳細が記されているのは驚くべきことだが、考察はわずか。
過去日本軍において、地図の重要さが認識されていなかったり、うまいこと鹵獲できたこともあったり、測量に苦労したり、米国との圧倒的な差だったり。
『読む』分には事実は事実として受け止められるが、『読み解く』ほどの学びが得られるかというと、難しい。
もちろんこういった事実こそを求める人もいるだろうし、資料として十分に用立てることも可能だろうから、単に自分にそれだけの素養がなかったというだけのこと。
しかし、この本を楽しめるようになるまでには、長い道のりがありそうだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
戦国
-
日本近現代における地図の作成史と戦争との関わりを綴った大変興味深い本。第二次世界大戦集結まで400人ほどの殉職者を出した日本の地図製作の歴史をひもとくことは戦争史を語ることにもなった。
全7件中 1 - 7件を表示