哲学入門 (ちくま新書)

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著者 : 戸田山和久
  • 筑摩書房 (2014年3月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480067685

哲学入門 (ちくま新書)の感想・レビュー・書評

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  • 2017.6.24市立図書館

  • 図書館で借りた。情報のとこは興味深い

  • 【配架場所】 2F 図書館アルバイト学生おすすめ図書 
    【請求記号】 100||TO
    【OPACへのリンク】
     https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=179513

  • 最近流行りの「認知科学の哲学」入門といえる。新書のわりには分厚いが、内容が盛りだくさんすぎて記述が荒いところもある。同じ著者による『知識の哲学』と併せて読むと互いの足りないところが補完されていい気がする。

  • 戸田山さんの本,三冊目.二冊目が哲学の味が濃くて苦手だったので,もう読むまいと思っていたら,あの須藤靖さんが読売に好意的な書評を書かれていたので購入.2014年3月初版で私の持っているのは2014年6月の第五刷.すごい売れ方.ブクログでも今日の時点で584人が登録.けれどレビューは私のが25個目.読み通した人少ないのかな.

    かくいう私も,新書とは思えない厚さに引き気味.実際に読み始めるまで1年以上本棚に飾ってあったが,いよいよ夏休みの勢いを借りて読むことにした.

    著者は自分の信念にしたがって「ありそでなさそでやっぱりあるもの」,例えば「意味」「機能」「情報」などの概念を「モノだけの世界観に描きこむこと」を目標にすえる.モノだけの世界というのは科学の成果を前提とした唯物論の世界のこと.(そこまで意地になって頑張らなくても,というのが私の感想.哲学者ってたいへん).

    最近の人工知能の本を読んでいると,機械が知能を持つというのはどういうことかとか,そもそも知識というものを機械の上でどう実現していくかなんていう話になるので,それと非常に近い話で前半は問題意識を共有できてふむふむという感じだったが,「目的」の章は緻密な展開ゆえか,なかなか読むのが辛かった.「目的手段推論はそれ自体が持つ適応的利点のゆえに選択された」なんていう哲学の難解さそのものみたいな文章も,著者の文章の中では言わんとしていることはわかるというレベルにはなるから,その力量はすごいんだが,読んだ端から忘れてしまうのでほとんど読んだ意味がない.

    そのあとの自由,道徳はまだ少し関心は持てるが,上のような哲学的文章が多くなってこれまた大変.それでも薬物で道徳性をもたせたり,「自由意志なんて別になくてもいいよ」なんていうのは過激そうに見えて真実を含んでいるのが面白い.最後の「人生の意味」の章は著者がテレて「書きにくい」なんて言ってるが,一番ストレートで主張がわかりやすい.漢字の量もずいぶん違う.

    ちょっと疑問というか,違和感を持ったのは,著者の引用は欧米の哲学者たちのものがほとんどなのだけど,自由とか道徳とかいうのは国家,宗教,人種なんかによってずいぶん概念そのもののとらえ方が違うような気がするが,そういうのってこういう議論では無視していいのかな.

    そうそう,最後に人名の目次が欲しい.どこで誰が登場したのかわからなくなってしまう.(私の頭の整理が悪いからでしょう).

    概して,入門というにはハードで,私の哲学コンプレックスが癒されたとはとてもいえない.

  • 須原屋書店の「浦和高校課題図書」コーナーにあったので購入。このコーナー、いいんだよね。何冊か買ってるけど、本格的でしかも読みやすい。その中では、こいつはなかなかハードだったかな笑。

    さてさて、本の中身だけど、第六章の「自由」に焦点を当てたい。みんな自分は、多かれ少なかれ、自由意志にもとづいて行動していると思っているはずだ。スーパーで「今日の晩ご飯はサンマにしようかサバにしようか」迷ったあげく、結局サバを選択した時、ボクには選ぶ「自由」があったというわけ。なるほど、「自由」の存在に、疑いはなさそうだ。

    でも、ちょと待ってほしい。人間は所詮、原子の集合体でできているわけで、物理法則に従っているはず(量子力学の話はめんどうなので扱いません、本文を読んでね)。ということは、ボクがサバを選んだのは、ただ物理法則に従っただけ、とも捉えられるわけ。そうしたら、「自由意志」なんてないじゃない。物事は、決定論的に決まって行く。

    「世の中に偶然はない あるのは必然だけ」これは、『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の侑子さんのセリフですが、読んでた当時、子どもながらに違和感がありました(でも、この漫画はすげー好き)。そのくせツバサでは「選択」とか「意志」を大事にするんです。起こることが必然なら選択は必要じゃないんじゃ?全てが必然なら選択するのも必然だし、それじゃあその選択に自由意志が介在する余地があるのか…なんてね。

    本書では、決定論と自由は(自由の定義次第では)両立しうる、と論を展開する。①理由によって行為する、②行為に先立って行為を検討することができる、③経験に基づいて自分を再プログラムできる、という自由を「自由」とすれば、決定論的な物理システムにおいても持ちうる。この「自由」は、我々が望ましいと受け入れることのできる自由だろう。と。

    ふむふむ。決定論と自由。なかなか難しいもんだいだけれども、昔から気になっていた侑子さんのセリフは、もう少し真面目に考えてみる価値がありそうです。(結局どっちのレビューかわからなくなってしまった。すみませんorz)

  • 2016.5.7
    哲学入門の推薦本のひとつ。が、難しかったなぁー。全部を理解することは全然できなかったけど、本筋としては、科学のような物世界に、概念というか、見えはしないけどでも実際存在しているようなものをどう書き込むか、文理の分裂をどう一枚の絵にしていくか、そのために発生論的観点から、概念がどのように生成されてきたかを明らかにする、という本。この本で扱われた概念としては、意味、機能、情報、表象、目的、自由、道徳、そして人生の意味。このように科学と哲学を並存させていこうというか、物世界の中に形而上学を位置付けようという姿勢を自然主義というらしいけど、私自身進化論的に物を考えるのが好きだったため、そういう立場があることはびっくり。なんなら、人の価値観や文化は生物が自然世界に適応するために身体や行動メカニズムを進化させてきたのと同様に、我々人間がより複雑な世界と文化と他者に適応するために生み出している、と考えていたんだけど、デネットも適応主義(私の思ってる立場と同じかは知らんけど)と呼ばれてるらしくてここでもシンパシー。哲学において主題とされてきた形而上学を、進化人類学の枠組みの中から描きなおす、という試みはとてもおもしろかった。難しかったけど。あと言葉の定義として、機能と目的の違いとか、情報と知識の違いとかも知れてよかった。哲学とは概念工学である、というのが筆者の哲学観なわけだけども、これも激しく賛同する、ただ私の場合は概念というより、私がよりよく生きるための価値観の破壊及び再構築が哲学だと思ってる、だから筆者の考えを質量ともに縮小したバージョンというか。この本に書かれた内容はもとより、その視点と、姿勢と、概念の分節化というか、そういう意味で非常に参考になった。ただ入門じゃないよなぁ、、、。

  • 今まで読んだ本の中で最も衝撃を受けた本。

  • 哲学の有名どころをさくっと学べる。
    うっしゃ勉強!とわりきって読んだ

  • 難しく,わからないまま読了。

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