大東亜戦争 敗北の本質 (ちくま新書 1132)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480068439

感想・レビュー・書評

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  • 戦史ものが書かれるのは、二度と失敗しないための教訓を残すため。帝国陸海軍のデタラメっぷりがよく分かる一冊だ。でも、きっと同じ失敗を繰り返すのだろう。近年ますますそう感じる。それは最近の選挙結果やネットの動き、マスコミ報道から感じられるものだ。声の大きい意見だけが取り上げられる、見たい情報だけを受け入れる、皆んながそういうから、そうしようよ。
    これが一番危ないのに。
    大局的な判断から、この10年はガマンしましょうなんて、誰も支持しない。今の生活が大切なんだ。でもその結果がとんでもないことになったりする。実は大東亜戦争に突入したのもこれが根本原因だったりするんだ。

  • 新しい知見が無いように思えた。本書の内容で初めて知った事項は無かったし、解釈も論理もよくあるもので目新しさは全く無い。
    現在から過去を批評すれば誰でも「神」にはなれるが、そこに新しい認識を発見できなければ人前で語るものではないと思う。

    2016年11月読了。

  • 391.2074||Su

  • (チラ見!/新書)

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著者プロフィール

(株)陽雄顧問、戦略研究学会顧問、日本クラウゼヴィッツ学会顧問、孫子経営塾顧問。
1936年鹿児島生まれ。防衛大学校応用化学科卒業、陸上自衛隊入隊、第7師団戦車大隊、同偵察隊、中央調査隊、第1師団偵察隊、中央資料隊、防衛研修所戦史部、防衛大学校助教授・教授(元1等陸佐)を経て現在に至る。主な著訳書に『失敗の本質』(共著)『戦略の本質』(共著)『戦史に学ぶ勝利の追求』(共訳)『米陸軍戦略大学校テキスト 孫子とクラウゼヴィッツ』(共訳)『大東亜戦争 敗北の本質』などがある。

「2019年 『[現代語訳]孫子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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