図説 科学史入門 ((ちくま新書 1217))

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480069207

感想・レビュー・書評

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  • 独学大全副読本より。
    独学大全的・自然科学史のハブ本シリーズ、3冊目。
    科学史の色々な発見や理論が図や写真から紹介されていて、一通りの知識をさらっと得られる内容でした。
    今回は図書館で借りたのですが、購入して手元に置いておきたいと思いました。

  • 大学時代の選択科目に科学技術史というものがあったが、選択科目故に、当時まともに教科書も読まなかった。科学技術史という語の魅力に気づいたのはまだTRPGをやっていた頃のことで、おそらく大学卒業後だったと思う。いつか読もうと心に決めたが、幾度か引越するうちに失われてしまった。

    相当する知識を入手すべく本書に着手したわけだが、読みたいのは科学史ではなく技術史、それも工学系のものであることがわかった。本書は、博物学の延長上にある基礎科学を主眼としている。
    研究当時に残された図像を紹介するというのが第一義のようである。というのも、それらによって通説が覆され、これまで名が埋もれてしまっていた研究者たちに復権がなされる例が昨今相次いでいるからだとか(昨今というのは刊行された2016年からはまだ間もない2014年当時のこと)。

  • 自分に科学の知識が乏しく難しく感じた

  • 科学史の概略がわかります。

  • 理図書 402||H38 11969674

  • 請求記号 402/H 38

  •  タイトル通り、図が非常に良かった。これらを凝視するだけでもわくわくする。新書サイズの図鑑があればよいとか思う。
     バイオ、量子など近代科学は中々難しく、理解がおぼつかない。数100年前に、今当然として使用している工学技術が発明、発見されたことと、その大まかな経緯がわかることが勉強になる。

  • 文系人間の自分であるが、あえて苦手な科学の本を読んでみたのであるが、ん〜やはり、難しい。
    ただ科学者にとって、その思考において図というものがシンプルさと、整理整頓をなすのに必要であるとともに、自らのある意味勝手な意志さえも出てくるものであることが窺いしれる。

  •  挿絵や写真を軸にすると科学史もまた違ったものに見えてくる。当時の人達がどのようにそれを見ていたのか、どのように考えていたのかがよく伝わってくる。科学者の影に隠れて表に出てくることはないが挿絵職人も科学の発展に大きく寄与していたことが読み取れる。

  • 知りたいとこだけ抜き出して読んだ。
    コラム的に読めるようにもなってて、前書きにあるように、前後が繋がってなくても困らずに読めた。
    一枚の図を見ながら、その背景や人物を知れる。
    浅く広く知れるといったら失礼かもしれないけど、科学の中でもそれぞれの分野の発展を教えてくれる。

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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科教授。科学史家。

「2010年 『〈科学の発想〉をたずねて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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