身近な自然の観察図鑑 (ちくま新書1251)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480069542

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  • 広く浅く動物、虫、キノコ、貝、植物などの観察方法、視点が知れる。カタツムリが陸上で生活するようになった貝というのは初めて知った。

  • 現代人の生活の中で、身近な自然って何だろう。
    本書では、それを次のようにいう。
    里山、というのは、まあ当然として。
    道端や公園、街頭、スーパー、そして家の中!
    現代の都市でさえ、目を凝らせばそこにいろいろな植物、昆虫、動物が見られるし、気をつけてみることで、世界の見方も変わってくる。
    本書のメッセージは、そのあたりにある。

    紙魚は、本読みである私にとって、字面ではなじみ深い虫。
    で、どんなものか、恥ずかしながら今まで知らなかった。
    本書を見て、ああああ!これかあ!!と思った。
    うん、見たことある。
    ああ、うちにも居たんだあ_| ̄|○

    雑草と小品作物の関係の話も面白かった。
    人間に有用なとくちょうのある作物は、森や林や野原から耕地へ移される。
    耕地では作物以外の植物は排除されるが、その中で根が残る、気づいた時には種が散布されているなどの、「厄介な」特徴をもったものが生き残る。
    それが「雑草」なのだと。

    家の中は乾燥が強くて、虫にも植物にも生きやすい環境ではない、という話にも、ふうむ、と思う。

  • 17/04/13。

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著者プロフィール

沖縄大学人文学部教授

「2019年 『琉球列島の里山誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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