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みんなの感想・レビュー・書評
東北新幹線の行き帰りで読了。 陣内先生の東京ものは2冊目だが、今回の本は、山の手、そして水からの視点など、さらに進展している。 いろいろ、手厳しいことを言っているが、それでも、まだ、東京は捨てたものではない、という陣内先生の姿勢が大事だと思う。 高層ビルができて、昔の情緒がなくなった、とか言っても始まらないので、今の現状で、どういういいところがあるのか、大事な雰囲気がどこ... 続きを読む »
2011/03/18 成毛ブログ→石原天罰発言の件でKoushoublog紹介→その過去記事で本書紹介
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西欧が守っているのは建築であり、そのに表徴されている人々の営みの歴史である。
日本の都市に見られるのは、土地の歴史であり場所の特性である。東京の都市空間は理念ではなく、人々の我によってつくられた。ゆえに、人が見苦しいのと同じように、都市も見苦しい。
土地に宿る歴史性を守っている、とは言いがたいほどに都市は我に覆われているけれど、街並みの下敷きになっているのは尾根であり谷。普段歩いている坂道は、何百年も前からある坂道かもしれない。
少し古い時代のものだが、古臭さは一切なく実に内容深い記述ばかりで参考になった。
江戸から明治大正昭和、戦後から現代に至るまでの東京の姿を多角的な見地と見事な記述で綴る。
江戸や東京の都市計画論としては最上の一書だろう。
内容(「BOOK」データベースより)
東京、このふしぎな都市空間を深層から探り、明快に解読した、都市学の定番本。著者と紙上の探訪をするうちに、基層の地形が甦り、水都のコスモロジー、江戸の記憶が呼びおこされ、都市造形の有機的な体系が見事に浮かびあがる。日本の都市を読む文法書としても必読。サントリー学芸賞受賞。
目次
1 「山の手」の表層と深層
2 「水の都」のコスモロジー
3 近代都市のレトリック
4 モダニズムの都市造形
都市について考えるのが好き。
おもしろい街と退屈な街。
おもしろいとは、商業建築にあふれていることではなく、有機的であるということ。
都市の表面だけを見るのではなく、そこに隠された真相を読み取っていく内容です。東京のことはあまり詳しくないけど、なかなかどうして面白いっす。物事の真実をつかむって重要なことですね。
江戸と東京には深いつながりがある。そういわれてもピンと来ない人にはぜひ読んで頂きたい一冊。「見えがくれする都市」と共通した視点を持ち、東京という街の魅力を江戸との連続性から解明している。読み物としても非常におもしろく読みやすい本であり、江戸から東京までの変化を追体験するような課題がでた時には持ってこいである。読み終わったときにはなぜ今の東京ができあがったのか、かなりの部分まで納得がつくであろう。






