- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480080677
感想・レビュー・書評
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知ってる人は知っている、その手のものが好きな人には有名な本。
中二病の人が読んだら己の想像力の乏しさを実感するんじゃないかと思う。
人間の精神を麻薬や瞑想や生命の危機によってバグらせると、皆似たような幻想を見るという。
その時の幻想が本書に書いていることに酷似しているらしく、中毒者や修験者や心理学者が読んで絶賛する。
この本によると、輪廻からの解脱はびっくりするほど簡単で、四十九日間毎日解脱のチャンスが来る上に、一度でも神様の絵を見て知っているか、あれが神様だとお坊さんに枕経で教えてもらったら、それに気づいた時点で解脱できると言う親切設計。
感じとしては夢の中で、これは夢だと気づくというのに似ている。
解脱して天国に行くのは簡単だから、高僧になると逆に、輪廻してこの世を救うためにわざわざ人間として生まれ変わるという。
ご苦労さまです。
こんなに簡単だと教えてたら、生前から一生懸命宗教活動する人いなくなるんじゃないのかと人事ながら心配になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【読了】-チベット死者の書-
人、例えば私が死んでから、解脱するためにどうすればいいかを解説した手引書(と思う・・・)。一回読んだくらいで理解できるようなもんじゃなかったけど。こんなに簡単に仏様の国に行けるのかとも思えるし、こりゃとても無理かなぁとも感じます。生前に日頃からの努力精進を続けていれば、少しは楽に行けるんでしょう。輪廻の悪循環から開放されることが最終目標です。桂枝雀の「地獄八景亡者戯」とか「茶漬けえんま」とか愛好してるようじゃダメですw。暫くしたらもう一度読んでみます