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- Amazon.co.jp ・本 (540ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480080752
感想・レビュー・書評
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166年前の1844年10月15日に生まれたフリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェはドイツの哲学者。
ニーチェのニの字も知らない現代の私たちですが、唯一否が応でも永遠に記憶せざるを得ないはめになるのは、もしかしたらあのSF映画の名作の誉れ高い『2001年宇宙の旅』で、メイン・タイトル場面と、人猿が武器としての骨に目覚める場面と、そしてラストシーンでスターチャイルドが地球を見降ろす場面で、それぞれ強烈に印象的に鳴り響く曲が、ニーチェの同名の著作からインスピレーションを得て作られたリヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』という曲であるからかも知れません。
いや、それとも、わが愛する筒井康隆が『ベトナム観光公社』(1967年)所収の「火星のツァラトゥストラ」でもってして、『ツァラトゥストラはかく語りき』を換骨奪胎したというか、そのエッセンスを根こそぎ摘み出して、火星にぶちまけて創造的に破壊したというかなんというか、あっ、これは初期の傑作です。
私のニーチェとの接触は、例によって小5のときに夢中になった芥川龍之介によって実現しました。・・・また後ほど書けたらいいなと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示