- Amazon.co.jp ・本 (636ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480080769
作品紹介・あらすじ
ニーチェが後年「危機の記念碑」と呼んだ『人間的、あまりに人間的』の続巻。同書の翌年にひきつづいて刊行された『さまざまな意見と箴言』と『漂泊者とその影』という二つのアフォリズム集の合本である。ヴァーグナーとの精神的訣別と自身の肉体的な病苦のうちに書き進められながらも、科学者の冷徹な懐疑の心をもって生成の必然的な相貌をとらえ、宗教的・形而上学的な虚装、因襲的・道徳的な価値判断の彼岸に立とうと試みた転換の書。
感想・レビュー・書評
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割と気軽に読めた人間的、あまりに人間的Iとは打って変わり、いわゆる哲学的な表現が増えています。
正直半分も理解出来ていませんが、これ以降人間的価値評価の一切が何を意味するのか、一切の価値は顚倒され得るのではないか?というニーチェ思想の核心に近づくかと思うと楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原書名:Menschliches,Allzumenschliches(Nietzsche, Friedrich Wilhelm, 1844-1900)
さまざまな意見と箴言
漂泊者とその影
著者:フリードリヒ・ニーチェ(1844-1900)
訳者:中島義生(1923-1997)
編者:吉沢伝三郎(1924-2003) -
齊藤孝『勉強力』
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箴言集。
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凡例
序文
第一部 さまざまな意見と箴言
第二部 漂泊者とその影
「人間的、あまりに人間的」第一巻初版のための一つの序文(遺稿)
「人間的、あまりに人間的」第一巻第二版のための十の序文(遺稿)
訳注
解説
索引
(目次より) -
形而上学・宗教・芸術が徹底的に批判され、既成の偶像の暴露心理学的解体が試みられる