存在と時間〈下〉 (ちくま学芸文庫)

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制作 : Martin Heidegger  細谷 貞雄 
  • 筑摩書房 (1994年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480081384

存在と時間〈下〉 (ちくま学芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ハイデガー、少し近づいたが、いまだ遠し。またエネルギーたまったら再度しよ。魅かれるんだけどひっかからないよお

  • [ 内容 ]
    <上>
    1927年に刊行されるや、ドイツの哲学界に深刻な衝撃をもたらした、ハイデッガーの最初の主著。
    《存在》の諸相をその統一的意味へさかのぼって解明すること、そして、存在者の《存在》を人間存在(=「現存在」)の根本的意味としての《時間》性から解釈することを主旨として、「現存在の準備的な基礎分析」と「現存在と時間性」の二編から構成する。
    上巻ではこの前者を収録した。
    「現存在」の根本的な構成が「世界=内=存在」として提示され、「現存在」のうちに見いだされる「存在了解」を探求すべく、基礎的な問いが差し出される。

    <下>
    不安や死への自覚を介して未来へと先駆しながら、今において覚悟的に生きる本来的実存が示されるとともに、存在論の基礎となるべき時間性が解明される。

    [ 目次 ]
    <上>
    序論 存在の意味への問いの提示(存在の問いの必然性、構造および優位;存在問題の開発における二重の課題 考究の方法および構図)
    第1編 現存在の準備的な基礎分析(現存在の準備的分析の課題の提示;現存在の根本的構成としての世界=内=存在一般;世界の世界性;共同存在と自己存在としての世界=内=存在、「世間」;内=存在そのもの;現存在の存在としての関心)

    <下>
    第2編 現存在と時間性(現存在の可能的な全体存在と、死へ臨む存在;本来的な存在可能の現存在的な臨証と、覚悟性;現存在の本来的な全体存在可能と、関心の存在論的意味としての時間性;時間性と日常性;時間性と歴史性;時間性と、通俗的時間概念の根源としての内時性)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 20世紀哲学史に燦然と輝く金字塔、M.ハイデッガー『存在と時間』の下巻です。

    下巻では早々に、"現存在の根源的な存在論的な解釈は---ほかでもなくこの主題的な存在者そのものの存在様相に妨げられて---挫折せざるを得ないのではあるまいか"(P.25)という問題提起がなされます。この突然のちゃぶ台返しには唖然とさせられました。ではあのクソ長い上巻は何だったのか!(机ドンッ

    しかし、著者の思索がある種のリアリティを帯びて展開されるのは、ここから先だと思います。上巻で「ハイデッガー語」にそれなりに慣れていれば、読みやすいのはむしろ下巻だと感じました。

    実存主義というとなんとなく古臭い印象を受けてしまうかもしれませんが、著者がここで展開する議論は、サルトルやカミュのような、どことなく全共闘的"自分探し"の香り漂う「実存」ではなく、もっと歴史的射程の長い「実存」の概念によって導かれているように思われます。いま自分が人間としていまここにあり、キーボードを叩いて文章をつくっているということそのものに対して、深い感慨をもたらすような、濃厚な哲学のエキスが詰まっている。

    確かに難しい本です。わたしも決して本書を理解できたとは申しません。長い人生を過ごしていく中で、ようやく分かってくる類のものだと思います。

    とりあえずは、巷にはびこる「速読術」なるカルト信仰、横着者のために用意された呪わしき冒涜の詐術を即刻焚刑に処し、ペンとノートを傍らに、ゆっくりと丁寧に読んでいきましょう。そしてこの偉大なるマルティンの一撃を全身で受け止め、深遠なる思索の道へと進んでいきましょう。

  • 『存在と時間』第二編「現存在と時間性」が収録されている。第一編での「準備的基礎分析」を受けて、いよいよ存在の意味を時間性として解釈しようとする、前半でも告知されていた目論見が具体的に展開されていく。その過程において、まず基礎分析で取り出された様々な意味づけが時間性という視点から改めて整理されていく。さらに、時間に関連する概念として歴史などが取り上げられる。もちろんハイデガーの根本的課題は存在一般の意味の解明にあるのだから、様々な分析もハイデガーの取り組みに即して整理されなければならないだろう。しかし、それにとどまらない、他の分野に対しても問題を提起するような論述が数多く含まれているという点で、やはり哲学の古典という他ない名著。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(佐藤優選)13
    宗教・哲学についての知識で、人間の本質を探究する
    岩波文庫の桑木務訳と細谷貞雄訳の両者をあわせて読むことでハイデッガーの思想が立体的に見えてくる。

  • 実存的な良心の呼びかけのところについて読み込んでいるところですが、訳としては比較的分かりやすいものとなっているようです。

    ハイデガーの特徴として気がついたことが「~とは~のようなものではない」という風に一般的に誤解されがちである解釈の否定を多く持ち出しているという点。
    そして、厳密に存在の事実というものを明らかにしていく試みをなしていく。

    原文を読むときの参考に。

  • 時間は経過する。しかしなぜ時間が発生するとは誰も言わないのか。

    正確な引用ではないけれど、そんなくだりがあって感銘を受けた。たしかに、そんなことは考えたこともなかった。やせぽっちな読みだが、このくだりを読めただけでも「存在と時間」に挑戦したかいがあった。

    あと、下巻の最後で、問いが連打されるところにも感動した。まだ何も結論は出ていない。ただ、解答はなくとも問い続ける必要がある。そんなハイデガーの気概が伝わってきた。

  • 上巻参照

  • これも難しい。。。。。。

  • 下まで手が回ってないです、まだ・・・・・・

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