- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480082947
感想・レビュー・書評
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文学
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ジャン・コクトーの生き写しの本。
彼がどのようなことを考え、どのようなものに価値を見いだすのか。それらが詰まっている。
ジャン・コクトーファンとしてはたまらない。 -
読みかけのまま20年来の積読。
コクトーが半生を振り返り、社交界での旧友のことを思い出しながら、自らの人生観や芸術観について語っています。
当時の出来事や背景を知らないし、コクトー独特の抽象的な表現がたくさん出てきて、具体的なイメージができない箇所も多いですが、コクトーが何をどう考えていたかを実際知るのにたいへん参考になります。 -
ジャン・コクトーのことを全く知らない状態で読んだが、筆者にかなり魅力を感じた。
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書くことは即ち愛の行為だ。そうでなければ、単に文字を羅列しているに過ぎない。書くことは、植物や樹々のメカニスムに従うこと、ぼくらの周囲の遠くに精液を撒き散らすことから成り立っている。(ジャン・コクトー)
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気に入った。自分の力だけで書くのではなく、目に見えないもの(霊感?)で描いているから
神話的であり、普遍的であり、夢のようで、リアルで、
理屈ではわからない良さ(名辞以前の感覚で、「よいから、よい」と言える)のある
そんな作品を書けるのだろう。
○精神的努力が無意味になる無意識の神秘○アンチ装飾
○独創的なそぶりをすることによって、独創性を表現する事ができなくなる○怠け者Raymond Radiguet
○私にふさわしい現実を生きるだけ
○読むことで自分自身を読む○素晴らしい線が裸のままむき出しにされているsatie
「わたしを驚かせてごらん」 -
苦痛、愛、言葉、詩。「射撃姿勢をとらずに凝っと狙いを定め、何としても的を射抜く」なんて、随分とカッコつけますよね。ついちゃうからコクトーなんでしょうけど。
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これ、共感できなかったら苦痛でしょうがない文章だと思う。ところどころ共感できたから良かったものの。